脳腫瘍で
プロ野球選手としては
現役から退かなければならなくなった
元阪神タイガース 横田慎太郎選手
その著書
『 奇跡のバックホーム 』 (横田慎太郎 著)
を読み終えた
これを読んだら
ますます阪神タイガースのファンになってしまう
本の途中には
著者の天然ボケエピソードに思わず微笑んでしまう部分もあるが、
それ以上に、
闘病中の苦悩や気持ちのありよう、
達成の有無に関わらず “復帰” という目標を持ったことが
回復、そして引退試合での
『 奇跡のバックホーム 』
に繋がったのだ
などの濃い本の内容に
心が揺さぶられて
ジワリと涙が湧いてきてしまう部分が
随所にある
先日、この本を、
先に私が読んでしまった訳だけれども
「 よろしかったら是非、読んでみてください 」
と言いながら
自宅近くの道端でお会いした
癌で闘病中の森さん(仮名) に
手渡しでプレゼントする
「 俺、横田の大ファンなんだよ。 ありがとう 」
阪神タイガースの大ファンである森さんはそう仰りながら
両手で受け取った本をそのまま額の上まで掲げて
私に感謝の気持ちを表してくれた
(この本が森さんの励みになるはずだ)
そして家路に向かう森さんの背中に
追いかけるようにこう呼びかけてみた
「 読み終えたら、次は橋本さん(仮名)にも読ませてあげて~ 」
「 はいよー 」
右手を挙げて応じてくれた森さんは
橋本さんもまた闘病中であることを知っているのだ・・・・・・
今の時代
癌の完治は奇跡ではない
それにしても
私の周囲には
心の熱い阪神ファンが
とても多いのである
今日の感心