小さい頃から「表情に出やすいね」とか「天然だね」と言われることが多かった私。
でも正直「え、今わたしそんな風に見えてる?」とびっくりすることもよくあって。
自分ではよく分からない気持ちでいる時でも、人からそう言われると、
「あぁ、私は今こう感じてるんだ…」って無意識に相手の言葉を採用していた気がする。

気づけば私は “自分がどう感じているか” よりも
“この場の人はこう思うだろう” に合わせて動くクセがついていた。
その結果、本当の自分の感情が分からなくなってしまう瞬間が増えていった。

特に厄介なのが、「威圧的な人」の前で頭が真っ白になること。
言いたいことはあるのに、一言も出てこない。
頭では「冷静に対応すればいい」って分かっていても、体が固まるのだ。

思い返すと、これには母との関係が大きいと思う。
母は昔、とにかく怒る人だった。
機嫌が悪いと怒る、思い通りにならないと怒る…。
だから私は、怒らせないように、怒らせないように、
“従えば平和” という生き方を自然と選んでいた。

それでも怒る時は怒るんだけどね…。

両親はよく大声でケンカもしていた。
どうでもいいような小さなことで言い合いが始まって、
私は怖くて、悲しくて、よくベッドで泣いていた。

今思うとすごいしんどかったんだと思う。
当時感じていたこと、言いたかったこと、
たくさん蓋をして頑張ってたなと。

本当はもっと甘えたかったし、
言いたいことを言えばよかった。
でも“子ども”の私は、それを選べなかった。

社会人になって家を出た時、
「やっと離れられた…」と心の底からほっとしたことを
今でも覚えている。

それくらい、私は疲れていたんだろう。

それから結婚して子どもを産んで、
私も親になって、両親も環境が変わって…。
30歳を過ぎてやっと少しずつ、本音を話せるようになってきた。
まだ“後遺症”みたいなものとは完全に向き合えてないけど、
少しでも変われている自分を褒めてあげたいと思ってる。

今日はただ、なんとなく思うままに心の中にある事を書いてみた。
でもこうやって自分の内側と向き合う時間って、
きっと大事なんよね。

また気が向いたら、こんなゆるゆる日常日記も書いてみよう。