【リハビリ】「第25回東京スポーツ杯2歳S」 | リゲイン総合研究所~競馬番組「表」なんて実在しない~

リゲイン総合研究所~競馬番組「表」なんて実在しない~

◆片岡勁太は実在しない「番組表」という虚像を読み解こうとするが我々は「競馬番組」の実体を解き析かす点で全く別物である。日本中央競馬会は、その名の下で施行される競馬番組の中で「何が勝っても構わないレース」の存在を許諾する事は皆無である。

 気づけば、もう「東スポ杯」の時期である。と同時に既に「E女王杯」で稼働しているシリーズや、「何でも有馬モード」を意識すべき時期であることを結果が主張している。
 コントレイルの取捨選択を考えるよりも、今日はまだ同馬が初重賞として選択してから1年が経過していることの方が重要なのかもしれない。
 それらを考慮しながら今週の10頭を見ると、そこに、ディープインパクト産駒どころか、その系統すら僅少であることに違和感。それを代行するのが新種牡馬である二冠馬なのか否かは判らないが代替であれば今年は1着しない順列になるのだが。
 馬券と距離を置いていると途端にデータ不足に陥るのは当然の話で現在の2歳種牡馬ランキングや種付料などは全く解らない状態となる。それらが最重要である訳では無いが予備知識としては要す。印象的な話になるが、ここへ来ても前述のディープインパクトが強いのだろう。それだけに違和感が生まれるのである。これらのデータは母数に影響されるから当然、突如0となるのは周知。そして、種付頭数と実際のデビューにより新種牡馬が台頭してくることになるのだろう。後継種牡馬や市場の開催時期などの影響など現行では考慮する余地も無いのは仕方ない。
 別段、血統理論が2歳戦を支配している訳では無いので、どうでもいい話ではあるし、確率的なことでは、ルメール川田、関東では戸崎、田辺あたりを狙えば人気馬と対峙できることが多いのである。
 現状での集票構造は川田の303ダノンザキッドが単1を誇っている。だが、この評価は、その取引額が「億」であることの影響もあるのだろう。父はシルバーコレクタで当該番組では初めて連対を外したスペックであるが安田記念馬でもある。デビュー戦は2歳チャンプのダノンプレミアム(2017)と同じ阪神戦。

 こうやって1頭1頭調べながら書くのは、以前はしていたが現状は根気が続かないので、切り上げるが同父の3頭の中で注目は、武豊騎乗の810ジュンブルースカイとしておく。

 

(レース結果)

 結局、人気通りの結果となり、想定のここから1着馬の「FS」への戦歴持込は無くなった。それは、つまり「ホープフルS」に持ち込まれることが、ほぼ見えて来た訳でダノンプレミアムを辿ることは無いということになる。残念。