【リハビリ】「第45回E女王杯」 | リゲイン総合研究所~競馬番組「表」なんて実在しない~

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◆片岡勁太は実在しない「番組表」という虚像を読み解こうとするが我々は「競馬番組」の実体を解き析かす点で全く別物である。日本中央競馬会は、その名の下で施行される競馬番組の中で「何が勝っても構わないレース」の存在を許諾する事は皆無である。

(たまたま偶然にも昨日の3着内対象馬の回収率が1を大幅に超えたので調子に乗ってこれを書いているが・・)

 さて、その時から「秋華賞」との因果で古馬牝馬G1競走として便宜上牝馬3冠馬に4冠目のセックスアローワンスの存在しないG1競走として君臨する当該「E女王杯」である。
 今年の疑似3冠馬デアリングタクトは、その適正などから別路線を進み「秋華賞」からは3着馬ソフトフルートが最高着順馬と相なり、現物4冠の機会は破棄されミスニューヨークが継承する。この条件勝ち上がり馬で春クラの機会すら無かったスペックが、それを継承するべきなのか否かを考えだしたらキリが無くなる。つまり、その状況設定だけ記憶するだけで構わない。

 そんな時間は費消出来ないし気力も持たない。そもそも今年の春クラの詳細も知見にはないし、確認も浅くなる。つまり、留めるのはデアリングタクトが「エルフィンS」でのOP加算歴だけの賞金出走で桜花賞馬となった2020年であるという点のみで、その母が未勝利馬であった点など記憶に置く必要はないのである。。

 その辺りを厳密に論じると、無敗の3冠牝馬が(優)を持たずに、そうなったナベヤカンになってしまう点まで言及することになる。正規、非正規、如何なるルートであってもG1競走を1着加算した昇華スペックは、その後の限定G1競走で連対禁止にはならない

 重要なのは、便宜であれ何であれ4冠馬が今年の競馬番組に必要なのか否か。必要であれば「E女王杯」で加算するのはリアアメリカなのかミスニューヨークなのか?それらの代替条件は満足しているのか?

 ここへ集められたアーモンドアイと同じ5歳世代の出走頭数の多さと経路の多様性については前アーティクルで言及した通りで、過去10年とやらの結果論では3歳世代が圧倒しているのも衆知だろう。

 この結果論の再現性は脆弱であるか、3歳馬リアアメリカと5歳馬ラッキーライラック(前年1着)が同じ馬である点を指摘する方はいないだろう。
(追記)
 本当は、この阪神芝22で施行される「E女王杯」を牝馬限定の「宝塚記念」であると読み替えて理論展開する予定であったが完全復活には程遠い事を実感している。この流れは、あの人気馬の連覇を示唆してしまうが・・果たして。
2020年ヅカ記念1着816クロノジェネシス
2019年ヅカ記念1着812リスグラシュー