単勝575万(19:00)
(経路雑感)
ジュヴァルグランが当該番組に出走するのは、前年3着馬として当然とするには若干無理があるが、前走「京都大賞典」3着馬という経路だけで言うなら昨年は「秋天」*1着同枠馬として機能したものだが、この経路自体は1988年ゴールドシチー以来の「JC」出走となる。
それと同枠だったサウンズオブアースは単勝2番人気を裏切った戦歴だったが、ここには出走する。というのも、前年2着馬の身分を理由にするのも同様である。
レイデオロの経路は、「菊花賞」時に触れたように2008年のディープスカイが(優)を破棄して「秋天」で3着、次走の「JC」を2着したという実績があるが理由を明確に論じられる事は無いが、2002年シンボリクリスエスの「秋天」制覇からの「JC」3着の方が有名かもしれない。だが、ここは中山代替開催であった。
人気通り秋天馬となったスペックが次走の「JC」や「MCS」を快走するのは、隠れステップとして当然の話で、その集票力も絶大である。しかし、昨年のモーリスがその継承を断ち切った。それが方向転換を示唆するのが一過性によるものかの判断は各自しなければならないが、昨年「秋天」経路で「JC」に参戦した戦歴は15頭中2頭だけであるのも事実で、2着馬が*3着同枠馬に甘んじた。もう1頭は*1着同枠馬の身分で思惑も呼んだが4着枠。
そして、今年は「複揃目」の「秋天」18頭中、9頭がこの経路を辿る訳で、その中には馬券対象馬の3頭もいるから、これを作戦のように完全排除した決着の蓋然性は無いだろう。
ちなみに経路不採用のサクラアンブルールは「大阪杯」でキタサンブラックと同枠だった個性で「秋天」では、2着馬サトノクラウンと同枠であった。「秋天」経路については、本格的に書くと、終わりが見えなくなるので、ここまでのご容赦。
そうなると[外]以外に経路について書く事は無くなってしまうという今年の「JC」である。過去5年を8枠に頼り続けた「宝塚記念」1着馬が同年「JC」を制するパターンはアドマイヤムーンと(市)ディープインパクト、(市)テイエムオペラオーの2極分断されるが、一昨年のラブリーディが3着敗退、2012年のオルフェーヴルが揃目の2着敗退、1988年タマモクロスも2着である。
で、2ケタ惨敗したグランプリ馬はゴールドシップもナカヤマフェスタも単勝2番人気の身分であった。オサイチジョージ、(地)イナリワンは、離散の雄。
(付帯番組) 単勝売上額は僅少なので参考まで(19::00現在)




