第53回報知杯弥生賞~距離ローテサンプリング~ | リゲイン総合研究所~競馬番組「表」なんて実在しない~

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◆片岡勁太は実在しない「番組表」という虚像を読み解こうとするが我々は「競馬番組」の実体を解き析かす点で全く別物である。日本中央競馬会は、その名の下で施行される競馬番組の中で「何が勝っても構わないレース」の存在を許諾する事は皆無である。

 近年サンプル検索で、阪神外マイルから中山テンハロンという距離ローテだけを見ると、着順に拘らなければ、2008年のリトルアマポーラが、阪神芝マイル戦から「京成杯」を4着に負けながらも「クイーンカップ」での加算を利してJpn仕様の「桜花賞」「優駿牝馬」を(優)なしで負け続け何の実績も無いまま「(Jpn)秋華賞」も(優)無しで6着を足掛かりに(国際G1)の「E女王杯」で1着起用と、まるで幸四郎の騎乗下手を強調するような3歳スペックを刻んだ。
 さらに寄せると、今年の「(阪神)朝日杯」→「(中山)弥生賞」を根回しするようにブライトエンブレム(7着→2着)、タガノエスプレッソ(*3着同枠→3着現物)が先行して、この経路で優先出走権を獲っている。その裏側で「朝日杯3着現物」から「弥生賞」を6着敗退したクラリティスカイは、2歳チャンプのダノンプラチナと同枠で「皐月賞」を敗退した上で「NHKマイルC」で1着起用。再現不能な起用性を示した。
 「前走芝20」から「朝日杯1着」という検索キーワードは、リオンディーズエイシンチャンプの2頭しかヒットしない。そのエイシンチャンプは「弥生賞」を1着することでその年の「皐月賞3着」の席を確保して、芝の勝歴簿を閉じてダート馬に成り下がった。果たして、アンカツに「横綱」と評されたリオンディーズの行く末とは。