年末から「金杯」まで何をしているのか?と質問コメを頂いた。当人には「東京大賞典」を考えてますと答えたが、リアクションが無かった。さて、この時期に何をすべきか?
来年、明け3歳馬になる世代の資格賞金最上位は3勝牝馬メジャーエンブレムで、2戦目が「朝日杯」であったリオンディーズは2番目である。その差は500万下条件1戦分である。
クラシックを終えた明け4歳世代は「東京優駿」後にのんびり牧場で過ごしていたドゥラメンテが最上位のまま「夏」「秋」を過ごした。3歳馬で古馬G1で機能したキャラも存在しないのだから2番目が牝2冠馬ミッキークイーンとなる。仮にダート馬ノンコノユメが「チャンピオンカップ」のサンビスタとの格差をひっくり返していたなら奇遇にも同馬の収得賞金は1億2400万で同額となる。それでもドゥラメンテを抜くことはない。しかし、これらの世代は夏季競馬稼動と同時に半減処理が待っている。
今年の夏に既に半減処理を受けた明け5歳馬を、その世代だけで独立させた場合の最上位はどの馬か?と問われて即答出来る人は少ないだろう。明け5歳ってどの世代?って感じの世代であるのはダービー馬ワンアンドオンリーの、その後がパっとしないからでも、「秋天」を3歳でも4歳でも3着惨敗としくじったイスラボニータのせいでも無い。1着本3億円に嵩増しされた「ジャパンカップ」を制した牝馬クラシックを知らないショウナンパンドラの世代である。ならば最上位はこの牝馬なのか?いや、それが違うねんなぁ。「香港カップ」を制したエイシンヒカリでも無い。香港は香港でも「カップ」の方でなく「香港マイル」のモーリスと言う事になった。仮に今年の「有馬記念」の1着本賞金が3億円だったとしても、この世代のゴールドアクターの資格賞金は、モーリスに対してアドヴァンテージを持つことは無い。
・・・などという事を色々と考えながら過ごす正月というのが毎年の話。