第18回富士ステークス(1) | リゲイン総合研究所~競馬番組「表」なんて実在しない~

リゲイン総合研究所~競馬番組「表」なんて実在しない~

◆片岡勁太は実在しない「番組表」という虚像を読み解こうとするが我々は「競馬番組」の実体を解き析かす点で全く別物である。日本中央競馬会は、その名の下で施行される競馬番組の中で「何が勝っても構わないレース」の存在を許諾する事は皆無である。

 今年から、真の「富士ステークス」となって、「赤富士」「白富士」「吾妻小富士」やらとの関連も気なる存在となった当該重賞だが、既決2歳戦の「SARC」の結果が枠出目以外で何か発信するような事は無いだろう。
 コメントを頂いたように、出走馬には2キロ増量の3歳馬が存在する。過去を検索する煮た物捜し派の手間を省く為に挙げておくと、過去の歴史には、(市)ウィンクリューガー(2003)とテレグノシス(2002)が出走しているが馬券起用には至らなかった。ただ、前者は2着枠後者は1着枠に配された事実と、その現物で連対起用された2頭はは共に、同枠の3歳馬よりも人気馬であったという事実だけは残っている。キーホースは、人気馬の一員になるであろうフルーキー(牡5)となり、キースペックは「甲東特別」のトップハンデ57.0キロでの1着歴。
 蛇足だが、話をG1馬に戻すと、登録馬には、最後なのに揃目の中山朝日杯FS連対馬もいるし、朝日杯を皐月賞に結んだロゴタイプ、そして、既述馬を含み、2014年のミッキーアイルを除くMC歴代チャンプが3世代特別登録している。そして海外に居場所を探す旅に出ていた皐月賞2着馬ワールドエース
 この斤量規定のG3競走は、賞味期限の切れたG1勝歴と期限内のG2勝歴など同じ2キロ増量だが、内容は異なる点を意識する必要がある。それは1キロ増量馬でも同じ。
 また、話が戻って恐縮だが、クラリティスカイの「皐月賞」敗退後の「NHKマイルカップ」でのリベンジ1着は、これまでの歴史には存在しない史上初である。2着は3頭存在するし「桜花賞」のリベンジはピンクカメオが唯一。既述のテレグノシスは史上初の(外)以外のMC馬であると同時に「皐月賞」への(優)を廃棄してのMC馬でレッドスパーダとは異なる存在。