2場3日連続開催 | リゲイン総合研究所~競馬番組「表」なんて実在しない~

リゲイン総合研究所~競馬番組「表」なんて実在しない~

◆片岡勁太は実在しない「番組表」という虚像を読み解こうとするが我々は「競馬番組」の実体を解き析かす点で全く別物である。日本中央競馬会は、その名の下で施行される競馬番組の中で「何が勝っても構わないレース」の存在を許諾する事は皆無である。

 以下は、TARGET利用者にはお馴染みの騎手別騎乗レース一覧で、今週は2場3日連続開催と言う事で2次利用データのJV規則に違反になるのを覚悟の上で掲載し、これを見た雑感を書いてみる。
 いつも思うが幸英明(39)という騎手は貪欲である。実際は彼が貪欲なのか、エージェントが貪欲なのかは解らないが、応ずるのも、騎乗するのも騎手側である事は間違いない事実で、いつも騎乗馬のヴォリュームは上位である。但し、リーディングは、昨年と同じ15番目という勝率6%強でローカルが苦手なアベレージである。
 それを筆頭に今年は美浦所属騎手が3人続くが、これらは総じて中山3日連続騎乗である。福永もデムーロも阪神固執型で、場変するのは、岩田(41)、川田(29)の栗東所属の2人で共に3日目が中山なのは、美浦所属は「セントライト記念」の為である。岩田は「日本ダービー」でサトノラーゼンをテン乗りで2着を確保し、その流れで再騎乗。同馬は元々川田の手であったと言えなくも無い。川田は、それまで岩田が騎乗していたレーヴミストラルの「青葉賞」をテン乗りで制し、その(優)で「日本ダービー」に出走するが9着。松田博資と池江泰寿の間で取引があったか否かは知らないが、まるで交換騎乗という状況であった。
 その川田は今回ベルーフに乗戻騎乗する。彼は同馬で「皐月賞」には騎乗出来なかった。
 逆に美浦所属では「ローズS」でレーヌドブリエに騎乗する吉田豊(40)がいる。3日の総騎乗数は16頭と少ないが、場変となるルメール(36)は「セントライト記念」で2戦2勝馬の無敗馬ロッカフェスタに乗りに中山へ。他は柴山雄一(37)、横山典弘(47)などの美浦陣で、ヨコテンの「ローズS」でのアンドリエッテも川田の春季クラシック出走馬。
 後は重賞騎乗の無い池添、川須や2重賞共に騎乗するが総騎乗数が5鞍のみの四位などが当研の眼には意味無く目立つ。あくまでも雑感である。