第22回チューリップ賞 ~配列雑感・枠順確定~ | リゲイン総合研究所~競馬番組「表」なんて実在しない~

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◆片岡勁太は実在しない「番組表」という虚像を読み解こうとするが我々は「競馬番組」の実体を解き析かす点で全く別物である。日本中央競馬会は、その名の下で施行される競馬番組の中で「何が勝っても構わないレース」の存在を許諾する事は皆無である。


 さて、句読点であろうが無かろうが、クラシックトライアルであり、且つ[地]G1ステップ競走でもある「第22回チューリップ賞」も手順通りに確定出走表が発表となり、注目していた1枠01番には、牝馬限定戦を勝っていないアンドリエッテと昨年の1着騎手である川田将雅が配当された。一見、キャラクタの薄い1勝馬だが、出走馬17頭の中で2頭しか存在しない明け3歳重賞参戦馬で、もう1頭は6枠12番ロカとなる。

 新しい加算規定による馬(と言ってもこの世代に旧規定加算馬は不存在)は、2枠03番4枠07番で共に3歳オープン特別勝歴馬で共に2戦2勝のディープインパクト産駒となる。ここらと、昨年、G3表記を認められた「第3回アルテミスS」1着馬ココロノアイ(阪神JF3着・唯一の関東馬)、2着馬レッツゴードンキ(阪神JF2着の北海道シリーズデビュー馬)辺りが、上位人気を構成するのだろうし、1着馬がこの群から起用されても何ら不思議では無いが、この群だけで、つまり、堅い馬券構築が為される事もないだろう。
 メイクデビュー歴は(地)も[地]も存在しないから17頭総てが所有し、時系列は以下の通りで夏季北海道シリーズデビュー馬は存在しない構成となった。これも何度と無く言うが外国産の牝馬は牝馬限定の新馬戦には出走出来ない。
 当該「G3チューリップ賞」は、第3回から現行の「桜花賞」と同じコースを使用して施行された特殊な番組だが、元々、オープン特別として存在し、加算の有無に関わらず「桜花賞」との繋がりを持っていた。