第61回京都新聞杯 ~リグヴェーダの揃目~ | リゲイン総合研究所~競馬番組「表」なんて実在しない~

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◆片岡勁太は実在しない「番組表」という虚像を読み解こうとするが我々は「競馬番組」の実体を解き析かす点で全く別物である。日本中央競馬会は、その名の下で施行される競馬番組の中で「何が勝っても構わないレース」の存在を許諾する事は皆無である。


[単 勝]  5 \140  [複 勝]  5 \110 / 8 \690 / 12 \680
[枠 連]  3-4 \1990 (7)  [馬 連]  05-08 \2470 (9) 
[ワイド]  05-08 \920 (9)/ 05-12 \830 (7)/ 08-12 \10160 (61) 
[馬 単]  05-08 \3020 (11) [3連複]  05-08-12 \16100 (48/560) 
[3連単]  05-08-12 \52030 (141/3360) 



 (外)タイキフォーチュンが「創設戦」で橋を架けた「毎日杯1着馬」による「NHKマイルカップ」直行制覇は、(外)クロフネ、(市)キングカメハメハが踏襲し、芝1800mに変更してもJpn表記戦になっても、ディープスカイが、さらにG1表記に戻ってもダノンシャンティが出現するから、既に、その記憶には、アイアンルックの存在も、その敗退理由も明確化されないまま既に「18回目」を迎えるが、今年のキズナは、「NHKマイルカップ」のルールを理解しているかのように、その特別登録を行わなかった。
 しかし、セン馬でも無いのに、初婚対象の「青葉賞」ではなく、バツイチ向けの当該「京都新聞杯」に駒を進めて来たのにはバツイチ拒絶年である有意性を関係者が見切ったからだろうか?
 「第80回日本ダービー」に向けて「第60回毎日杯」が機能するルールなど何処にも存在しないから、昨年のヒストリカルと同じ13頭立戦の5枠06番で1着起用されたのだろう。
 ここで重視すべきは、「3回京都競馬」が12日開催である事ではなく、その3歳500万条件特別の編成に「かきつばた賞(芝24)」でも「ムーニーバレイRCT(芝24)」でもなく「メルボルントロフィー(芝24)」が存在する事であり、その視点から、キーホースは、ペプチドアマゾンとなる。
  



 現在、過渡期を消化する3歳クラシックの舞台装置の中では[地]専用G2競走として、中途半端な評価も存在する当該番組の基本思想は2000年秋季菊花賞トライアルの座を捨てて、春季に移設されG3(混合)(特し)1着本賞金4200万円戦「第48回京都新聞杯」に尽きる。
 時に、この「単発事象」を「タブー」だの「一過性」だのと逸脱したが如き論調もあるのは、翌年より、外国産馬出走制限の緩和が稼動したからだが、ならば、なぜに、同じ施策が為された「菊花賞」のトライアルから、「第46回京都4歳特別」が「第48回京都新聞杯」を名乗る必要があったのか?
 移設当時、我々の世界では様々な議論が為されたが、[地]専用G1ステップ競走を持つ事、古馬混合G1競走との共有部分と機能性について、淡々と説明したが、受け入れられたかどうかは定かでない?
 だが、牝馬にも秋季で「牡牝」戦となった「神戸新聞杯1着馬」が何頭の菊花賞馬を出したか?そして、外国産馬出走不能の最後のダービー馬アグネスフライトが、何ら機能する舞台は存在しないと言われながら「ジャパンカップ」「天皇賞(秋)」で連対枠に組まれたのが、単純にタブー馬だからと展開するのは、幼稚過ぎて呆れるばかりだ。