初音ステークス~9頭立~3年連続なんざ・・・ | リゲイン総合研究所~競馬番組「表」なんて実在しない~

リゲイン総合研究所~競馬番組「表」なんて実在しない~

◆片岡勁太は実在しない「番組表」という虚像を読み解こうとするが我々は「競馬番組」の実体を解き析かす点で全く別物である。日本中央競馬会は、その名の下で施行される競馬番組の中で「何が勝っても構わないレース」の存在を許諾する事は皆無である。

 2008年に5日目の第10競走に新設され2009年に最終日で3年連続で「4枠」に1着馬を配置し続けた当該番組だが、それとて単なるポアソン・クランピング (Poisson clumping) でしかない。今年は1日前倒され「土曜競馬」となることで「WIN5」対象競走から除斥された事でケチがついた訳ではあるまいが、出走頭数9頭で施行される事となった。まるで昨年「4回東京8日目」施行なのに「土曜競馬」を稼動し前年の15頭立戦から9頭立戦となり4枠に単勝1番人気のヒットジャポットを配当して1着起用した「紅葉S」のようだが、その起用性は対極性を持つ。
 そもそも「府中の芝マイル」の「準オープン」というカテゴリーは「人気指数」も高い番組であるから除外馬発生が日常の風景なのだから「紅葉S」も、この「初音S」も何らかの意匠が込められていると診るのが妥当。