今日はね、兄が車で事故しまして、
もう、すっごい車ちゃんがね、ベコっとなってたんですけど
兄は、無傷良かったんです。
でも、
車がね、めっちゃ言うの
「もうー、痛かったなぁー!
」って女の子の子供みたいに
可愛くて可愛くて、クスクス笑えてきて
「痛かったね〜。そうだね〜。」ってお話してたんですけど。
幼い時の私に似ているかもしれない。
物にもちゃーーんと、意識がある。
*
さて、
魔の部署
の続きです。
インテリアメーカーで特需開発部に異動になった私。
仕事内容は、マンションデベロッパーから委託され、
オプション販売会というものを催し、
カーテン、エアコン、フローリングコーティング、換気扇フィルター、ウェストパネルなど
分譲マンションを購入されたお客様にご案内、販売する。
そして、施工管理まですべて担当するというもの。
それまでは、会社に出勤して営業に出るスタイルから
オプション販売会の会場やマンションの現地に向かうため直行直帰。
フナビキとのモーニングはファラウェイ。
なんせ、朝5時半に家を出て
高速道路を3時間近く運転し、
現場に向かってました。
何度か名神高速道路で、眠気が来たりして
無理かもしんない…と思った。
それで、販売会も設営して、メーカーさんやら、販売員さんやらに指示出して
自分も販売して
集計して
最終日は撤収もしてとかで、
いつも家着くの深夜0時ごろ。
施工は施工で業者さん入れて、3日〜5日くらいでマンション一棟一斉にやるので、
いろんな階に走りまくり。
施工だ、販売会だで
休みは確か2ヶ月ない時も。
その頃は、会社に戻って
事務の女の人に
「シュークリームお客様にもらったから食べへん?」
って、出された時
もう見るだけでウッと吐き気がするくらい食べることも楽しくなくなってた。
もう、少しの睡眠時間とタバコだけが休憩。
痩せたけども、顔は死んどりました。
それで、今でも覚えてるのが部長のはっしゃんとね、同行の時
部下なんで私が運転するんですけど
タバコにね、火をつけてくれたりして、
なに言うのかなと思ったら
「自分〜。
エッチ濃そうやな。
」
って、
もうね、おじさんのセクハラは快く受け流してあげるのが
女のたしなみだと思ってるので、
「さぁ〜。部長はどうなんですか?」
って、聞くと
「 あっほっ!
なに聞くねん!もうワシは歳やからなぁ〜。
お前みたいな濃いのは、無理やろうなー。」
と、まぁ嬉しそうに言って
もう、濃い女前提になってましたけど。
ハートウォーミングなね、やりとりもあったんですけど、
仕事となったらドンパチなとこもあったりで。
友達からは、ゆっちゃんと言えば【仕事人間】と言われ始め、
母にも心配されていた。
「痩せて、顔がこーーーんなに(手で大きさを表現)、小さくなっちゃってるでっ。」と。
多分、そんなには小さくなってない。笑
好きでやってるわけじゃなく、
仕事はしんどくて、我慢するもんなのかと思ってた。
多分その時代そういう風潮で
「好きなことをしよう。」みたいなのが今ほどなかった。
少なくとも私の世界には。
辞めようと思ったきっかけが
会社に資材搬入して、終わったら
ビル全体が真っ暗、ビルの施錠までして
会社を出たのが23:30頃。
下道だけど大きな幹線道路でスピードが出やすい道で
なんか、後ろでウゥ〜と、鳴ってるなぁっと思ってた。
ちょっとして、よく聞くと
「前の車〜、早く止まりなさい〜!」
とな、
ジーザス…
横に止めてパトカーの後部座席に。
警察官と問答
警「なんでなかなか止まらへんの!」
私「自分と気づきませんでした。」
警「そーんな、スピード出して気づかへんか!?ここ何キロやと思ってんの!」
すでに、疲れて不機嫌。
私「気づきませんでした。60キロですか。」
警「わかってんねんやんか!キミ20キロもオーバーしてんねやー!」
私「いやーーー、あのね!!
今まで仕事でね、もうヘトヘトでね!もう0時越えてますよ。誰だってもう早く帰りたいでしょ!?」
逆ギレぎみ。
警「お姉ちゃん、こんな時間まで仕事してんの!?女の子やのに、もうちょっと考えー。」
私「そうですね、考えます。」
警「帰り気をつけて、飛ばさんように。」
はいっ、って
帰り道。
このまま続けると死ぬかもれない。
これは、神様からのメッセージだ。
辞表書こう。
と、あんなに言い訳つけて渋ってたのに
あっさりと、
決意が決まった。
それで、次の日部長に辞表を持って言ったら
アッホッ!
と、また言われて、
預かっとくわ〜
となり、
しばらくして、もう一回話して
無事退職。
最後ははっしゃんに
かに道楽でご馳走なったとさ。
おいしかったなー。


かに料理〜♪(なにわのモーツァルト作曲)

