るびさん。
なんか、最近、いいことあったでしょ。
すごく、キラキラしてる。
って会社の同僚たちから
なにげに言われるようになった。
え。
やだー。
あたし、
好きな人が出来たかもしんない(♥
昨夜、
彼と会って、気持ちがまとまったかも
しんない。
バイト先の焼酎バーの
とある同僚女子が、
あたしがレジ締めをやってる最中に、
わざわざ話してきて
ちょっとウザかったんだけどさ。
こっちは、仕事中だっつの。
でも。
その内容がさ。
るび、あたしも
彼の職場にこないだ行ったんだけどさ。
すかさず
いつも、うちのるびがお世話になってます。
って言っといてやったから。
彼、やっぱイイオトコよね。
魅力的よ。
あ、でも。
るびにとっては、
残念ながらちょっと落ち込ませることを
今からいうけど、
彼、あんたと会うのしんどいって
いってたわよ。
重いんだってさー。
あまり彼の邪魔をしない方がいいわね。
少し距離を置いた方がいいと思う。
これ、あたしからの忠告ね。
だって。
そんなショッキングなことを
仕事中に
いきなりぶっこんでくるなよ。
聴きながら、
レジカウントできなくなるほど、
動揺しながらも、
泣きそうになりながらも、
必死で笑顔を保ち、
平常心で仕事に集中したさ。
で。
そのあと、
彼の所へいく業務になり、
平常心に必死に戻して
彼の職場へ向かった。
まずは、ちゃんと謝ろうと。
あたしが知らない間に
彼にそんなに負担をかけていたのならば、
ちゃんと謝らなければ。
彼女から言われたことは、
ショックだったけど、
でも。
それは、彼女の憶測の話であり、
彼女の話を鵜呑みにするのではなく、
まずは彼に会ってちゃんと
自分で確認しようと。
で。
彼の職場へつながる扉を開けてみると、
50m先に彼の姿。
で。
すぐにあたしの姿を見つけたとたん、
るびぃいぃー。
待ってたぜぇーーー!!
って、ハイテンションで投げキッスを
遠くからしている模様。
え。
こういう場合。
どんなリアクションすればいいのかしら。
いつものノリだったら
こっちもハイテンションで
投げキッス返すんだけど。
昨日のあたしは、
いたって、冷静沈着。
すぐに、
彼にこう言った。
あの、そんな無理しなくていいですから。
あたし、無意識にあなたに
迷惑かけていたみたいで、
ほんと申し訳なく反省してます。
色々、
あなたの優しさに甘えて
突然泣き出したり、
自分の心情を解放しすぎたり、
語りすぎていたかもしれません。
ごめんなさい。
え。
どうしたの?
なんのはなし?
なんか、あったの?
彼は、キョトン顔。
るび、ほんとまぢで
なにいってるの?
俺が、るびのことを
迷惑してるとか、
ホントにそう思ってるの?
そんな他人が言った言葉を簡単に信じるの?
ちっともそんなこと
思ってないし、
むしろるびのことは、
いつも気掛かりだし、
大事だと思っている。
ここには、毎日
いつも色んなクルーたちや、
スタッフが俺に会いに来て、
話をしたり、相談にきたりするけど、
その中でも
るびのことは、
俺の心の別枠に
特別に存在しているから。
って
その時だけは
まぢめな顔で言ってくれた。
今日は、あたしが
どんな顔で来るか密かに楽しみにしながら、
あたし用にゴディバのチョコを
買ってきてくれてたみたいで、
ほれって手渡しされた。
え。
ウソでしょう。
超、嬉しすぎる。
めっちゃ凹んでいたのが、
一気にハッピー。
それからは、
いつものような
バカ漫才みたいなやりとりを
誰もみてないのに、ふたりでやって、
イイ時間になったから、
急いで焼酎バーに戻って
顔がニヤけながらも、
まぢめに仕事をまっとうしたのさ。
で。
やっぱり
あたしは、
彼の事が好きになっちゃったようだと
もやもやしていたけど
改めて、確信したのであった(笑
あたしに嘘を言ってきた彼女は、
少し妄想や、虚言癖があって
どうやら、今回はあたしが
ターゲットとなったようだ。
1度か2度しか会ってない彼も、
あの女性は可哀想な人だねと、
言っていた。
それにしても、
彼に聴けば嘘だとわかるようなことを
なんであえてあたしに言ってきたのだろうか。
アホすぎる。
大事なのはあたしと
彼の気持ちだから勝手にさせとくさ。
どーでもええわ。
ぎゃははは。
焼酎バーのみんな
彼のことは、すごく慕っているし、
信頼している。
帰ってくるのが遅かったので、
帰ってくるなり、
みんなから
冷やかされた。
どーやら、好きバレしている模様(笑
ラストのとき、
厨房の男子たちが
あたしに勇気のある言葉をかけてきた。
るびさん!
あの同僚女の言うことを
気にしないでいいよ。
ただ、るびさんに嫉妬しているだけだと思う。
それに。
彼はそんな小さな人間ぢゃないから。
嫌な人間ならそもそも関わらないだろうし。
めっちゃ、人としてデカい男ですから。
人伝えに、そんなバカな事をいう訳がない。
あと、
彼を悪く言う人はこのビルの中で、
誰ひとりとしていない。
信頼できる男だから、
大丈夫だよ。
なにそれ。
みんな話がはやすぎるわ。
あたし、なにも話してないのに(笑
同僚女が、言いふらしているらしい(笑
おもしろすぎる。
てか、
あたしの恋愛事情が
焼酎バーでオープンすぎる
展開になっている(笑
ガキの恋愛か。
あたしゃ
基本、駆引きとか出来ない女だし。
まわりを巻き込んでる模様。
で。
店長から、
るび、なんかハッピー🎵
って冷やかされるし。
で。
店長がいうには、
彼は、モテるらしい。
えぇえ、うそでしょ。
でも、
やっぱりそうかもなぁ。
彼と話しててわかるな、それ。
彼は、離婚してだいぶん経つけど
今だに再婚せず
独身貫いている。
遊ぶ相手はいるけれど、
結婚はしない。
自分は一生アウトローさ。
って前いってたっけ。
あたしも、
その時は、一緒に
うんうん!
アウトロー
一緒にやるやるーアウトロー!いぇーい。
って笑ってたけどね。
社会生活と人生において、
経験豊富で、
色んな引き出しがあって
最初は
仕事の相談ばかりだったんだけどね。
なんでうまくいかないんだろう、
なんて無力なんだろう、
どうやったら、センス磨けるんだろう。
もっとお店の即戦力になりたい。
とか、
いつも仕事の相談ばっかしてた。
聴いててためになる話ばかりだし。
で、つい先日
最近、バイトが楽しくなってきたの。
仲間にも恵まれてるし、
あなたのアドバイスがなければ
とっくに、辞めていたかもしれない。
というと、
バイトが楽しく思えてきたのは、
それだけるびが仕事に必要な
自分の武器を地道に揃えてきた証拠。
すこしづつでも、日々進化してきた証。
るびががんばった証。
って言ってくれた。
彼は何てたって聞き上手だからね。
聞き上手は、やっぱりモテるよね。
彼の男としての魅力が
5年越しでようやくわかった(笑
あたしは
いつも気が張った生活をしている中、
好きなだけ、彼といるときは、
羽を休ませてくれる。
あたしにとっても彼は、特別な存在。
ハラハラしなくていいし、
ビクビクもしなくていいし、
素でいられる。
あたし、
ホントは
ずっとこんなふうに、
誰かに甘えたかったのかも。
前の結婚生活でも、
100%身を委ねることもなく、
いつも気を使っていたし。
苦しいときや、相談したいときも
ほぼ
一人で解決したり、諦めるかの
どちらかだった。
素を出せる場所が、家庭ではなく
外でしかなかった。
日々の生活では、
なぜか人の相談うけたり、
聞き役ばっかだった。
彼といると、
あたしの話を真剣に聞いてくれるし、
諭してくれるので
ほんと有り難い。
彼の前では、我慢することなく
泣いてもいいし、笑ってもいいし
愚痴もはいてもいいからと
言ってくれた。
それで、るびが毎日元気で
心のバランスを保っていけるのであれば、
俺は喜んで受け皿になってやるよと。
あー。
好きだ。
優しさにほっとする。
久々だよ、こんな気持ち。
ま、どうなっていくかは
わかりませんが。
別にすぐに、次へ進まなくても
今のこの瞬間が楽しいから
このままでもいいし。
心地いい。
ただただ大好き。
ありがとう。
るび