どうしたものか。




たまらん。






今、自宅にひとりきり。

今ごろになって涙が溢れてきた。





こないだの土曜の人間ドック。





あの日。






お昼には三人ともMRI検診が
終わって、
横浜駅の近くでお疲れ様のカフェ談義を
やって、駅で解散してまもなく。




同僚AからLINEグループチャット。





なに?どした?





どうやら…。





出来上がった画像によると。

医師が見る前の、MRI技師でもわかるくらいの、
脳にハッキリとした異常が見つかってしまったらしく、
緊急性がすごく高いとのことで、
病院に呼び出されたと、
パニクっている。



東京駅からまた再度、横浜まで
折り返しているところだった。



もう少し、一緒にいれたら
付き添えられたのに。



同僚Bと俺、言葉なくす。




こういう時、なんて声かけてあげたらいいんだろうか。


ずっと週末、彼女のことを
考えながら

あっという間に、2日過ぎた。




LINEの返信は、
土日の間、既読になるだけで、彼女から一切ない。



同僚Bと、コチャでやりとりをするだけ。

今日、会社来るのかすらもわからなかった。




そしたら、



とりあえず、今朝は出勤してきた。



朝、顔を見れただけで
とりあえず、
心からほっとした。




しかし。




声をかけきれない。。。




平常心で、いつものように挨拶したのが精いっぱいだったんだ。






朝のミーティング終了後、
今後のことをふくめ、
上司に声をかけ、マネージャー、取締役に
報告していたようだ。



今の取締役は、自身も過去に
ガンを患っていたので、
そこ辺りの専門パイプがあるから
取締役自ら彼女の相談に乗っていたようだ。


取締役は、
こっちの事は、他がちゃんとやるから。
いいから
すぐに必要書類を集めて
横浜に向かって紹介状を書き直してもらいなさい。


取締役のアドバイスで
東大病院の紹介状を作ってもらうことに
なり、午後から受付に間に合うようにと、
旦那さんが仕事返上で品川駅まで書類を届けに来てくれた。

とにかくすぐにでも、手術しなければ、
あぶないらしく。

みんなが、Aのために必死に動いているのも、胸がすごく熱くなったんだ。


取締役いわく、
日本を代表する東大病院に任せましょう。
ここでダメなら、もう日本の医学はダメってことよ、って取締役なりに励ましていた。





休憩時間
そばにいたけど、
彼女、言葉も少なかった。

ずっと窓の外をぼーって見てるだけだった。





私も同僚BもしばらくAを一人に
させておき、途中から隣に座ってみたが、
なんて声を掛ければいいのか、こういう時って、しょぼすぎる自分たち。






きっと、この週末、
泣き尽くしたんぢゃないかと思う。





今だって、泣いてるのかもしれない。





自分のことより、
まだ学生ふたりの子どもたちの事、
再婚したばかりのご主人の事。



これからのこととか、

色々考えて、
全部一人で背負おうして、
いっぱい泣きつくしたんではないかと思う。





でもね、

ドック受けてて、よかったんだよ。

今、見つかってラッキーだったんだよ。

倒れる前に、気付けてよかったんだよ。

これから先の予定はまったく
わからないけど。





ずっとずっと
気持ちは寄り添っててあげたいです。



やっぱり彼女が笑ってくれないと
残された俺ら調子狂うのです。




御飯も美味しくありません。
酒も飲む気にもなりません。



彼女が笑ってくれる日まで、
一緒に吸っていたタバコも封印します。




神さま、どうか助けて。

出来ることはなんでしょうか。


何でもします。
おねがいします。
助けて。






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