はい。


告知とおり、差し歯が生まれ変わりました。


てか ちっとも


嬉しくねーんだけど。


だってですよ、奥さん。


妙に黄色くて。


歯を磨いてないババアみたいなんだもん。


でも 聞いてみたら 仮歯の標準色らしいです。


俺の実歯は白いから


目立つんですって。




で、本題ですけど。


行く前から クレームの予感だったけど・・・。


とにかく 

先生にがっつり聞いてみました。





2週間後、新しい白い歯になるなら


古い差し歯のままでいいんぢゃね?


わざわざ新しい差し歯にしなくてもいいんじゃね?


って。





そしたら案の定 先生興奮してきました。


俺 どうやら・・・。 







地雷踏んだクサイ。ギョェ。







先生いわく。



Rさんみたいにそういう文句


いってくる患者さんも


たまにいるんですよねー。




ってですよ。


先生、


おっと珍しくキレ気味なんですけどぉ(笑)



カッコイイです、惚れそうですし。



ってばーか。





てか、


俺の事かいっ。


いや、文句ぢゃないから。



これは、相談を兼ねた要望だっつの。



そしたら 先生ったら 続けて 


↓  ↓  ↓




法律でそう定められた事だから無理言うなとか。


それならお役所に直談判してくれだの、


そういうクレームいう奴はこっちの立場が


分かってないだの、ワタシも色々大変なんだだの、


法律の事を語り散らかして来ました。


先生が、Non Stopで止まらねぇ。



壊れてしまった模様!!





誰か止めたれよ。




せせ先生、鼻息荒くなってるぉ。



よーするに、



ホントの所は、わざわざ差し歯を


リニューアルしなくてもいいものを何でも


世の中規制規制ってうるさいっから


ここはひとつルールに沿って黙って


従いなさいって事らしいぜ。





はい、わーったわーった。

何だかよくわかんないけど、


無理だというのはわーったから。






てか先生。ちょっといいですか?


この新しい差し歯ですけど。



異様に長くねーか?



てか これは果たして、 「歯」なのか?


既に、歯の域を微妙に超えてねーか?


お隣りの本物歯よりも格段に長くね?



てか、おまへ、ちゃんと型取ったのかよ。


お前どさくさに紛れて、今日型何回取った?


4回位慎重に型取ってたよな?


実は、型取り


何回も


失敗してたんだろ?そーだろ?



90分も椅子に座らされ、途中、


俺おしっこしたくなってたまんなくなっちゃって。


詰め物したままトイレいっちゃったぢゃねーか。


ギャハハハハハ。






そんな長い時間をかけて…。








その必死さで…。












この結果かよっ!









おまへ歯医者のプロだろー。

あー口がふさがって何もいえねー!

最後のチェックの時にやっと俺の口が


解放された瞬間・・・。

はい。言わずにはいれないよねー。俺ってば。







Ruby-①


「これ歯ぢゃない。」





Ruby-②



ビーバー?


ストロー?


いや、てか消しゴム?」







アシスタントの子、



既に笑ってるぢゃねーか。


先生、せめて、も少し削ってくれませんか?


おねがひ。



消しゴム食べてる様な


歯になんて。


会社行ったらいじられちゃうぢゃんか。

そっこーで先生無言でお直しタイムの


始まりですよ。





おっとここは ひとつ静かに


自分のを素直に認めてる様です。

っていうかもう俺の相手疲れた?


ね?疲れちゃったのかよ?







数分後…。


ちょっと削ってもらって、ま、マシになりました。


前歯の印象ってすんげー大事だもん。


人は歯にも無意識に視線行っちゃいますから。


差し歯でも妥協は許されないわ、ね奥さん。


ネチネチ先生をせめてしまってごめんなつぁい。


あーはやく白い歯に生まれ変わりたい。


本チャンの白い歯は絶対間違いのない様、

短めにちゃんと作るっていってたけど。




そんな


曖昧な感じでいいのか?


精密な計算とか


しなくていいのかよ?




ちょっと心配になってきました。


仕上がりは2週間後らしい。


ま、相手はプロだから信じておきます。






先生、俺の言葉で


すっかり気分害しちゃったかと思ってたけど・・・。

先生が最後に口を開いた。






先生


「Rの携帯ってスマホっぽいね。どうなの?

 

 使いやすい?
 

 てかいつもRって首からぶら下げてるね。」








そそそそこですか?




予測不能の変化球がキタアアーーー。



なんでいきなりそこをいぢってくる?




先生にとって

今日の歯の事はもうCLOSEなのか?


もう過去の事なのね、そうなのですね。





アシスタント


「首から下げてると何かのスタッフっぽいですよね。

 

 なんだか Rさん キャリアウーマンっぽい!」





先生

変化球


「てかさ。首ぶらしてるのってさ。
 

じじぃに多いよね。


年寄り臭いよねぇぇ。」







へぇー。



それが最大の 俺へのお前の抵抗か?



上等だよ。


気は済んだかいっ??




てかさー。




本場の老舗じじぃ 


に言われちゃったよ。

んなの痛くも痒くもなんともねーから。




むしろ



今日も面白いネタを提供してくれて




ありがとうって感じ。




ギャハハハハハハ(壊)


ペタしてね