今年もびわの葉をいただきました。

毎年この時期にお隣に植木屋さんがきて庭木の剪定をされるのですが、去年声をかけてカイヅカイブキとびわの枝葉をいただきました。


今年はびわを少し、と言ったら、両手で抱えるような枝を5本頂戴しました。




せっかくなので、ダメもとで挿し穂も作ってみました。


根が出てくれたらうれしいなあ。


昨日早速染めてみました。


アルカリ抽出ですっごく色が出ます。

びわ葉は産毛が多いのでよく濾すことにして。


一番液は捨てて二番液も茶色味が多いので使わず、三番液と四番液を使いました。


びわは染液に入れると見る見るうちに色が入っていきます。木綿はムラになりやすいので、この最初のときに染めるものをよくよくゆらゆらさせた方がいいんじゃ、と私は思っています。


刺し子ふきん用の晒しは、青みがかったスモーキーピンクに。


ムラなくしっかり染まったけど、もう少し薄い色にしたかったな。

染めは一度だけで終わらせておけばよかったかもしれません。


今回初めて、群雲絞りにも挑戦してみました。


群雲絞りについては、あちょさんの動画で勉強させていただきました。

↓群雲絞り技法



↓1分でまとめてくださってるバージョン


私の場合、ありあわせの道具(こたつの脚)を使い、圧縮も手で、といういい加減なやり方です。


摩擦ですべりが悪かったので、棒にラップを巻いた上から晒しを巻きつけました。

上下から押し縮めて、半分くらいの幅になっています。


このまま染液の入った大鍋に入れました。

全部は浸からなかったので、グラデーションになればいいや、と思いつつ上の方はボウルで染液を時々かけて。


染液→銅媒染液(これも1/3しかつからない)→染液のあとほどいてすすぎました。


これが予想外に良かったです。


群雲絞りは藍染めでされてる動画がほとんどで、煮染めではあまり白い部分ができないかな思ったのですが、しっかり群雲っぽくなったと思います。


染液があまり滲みていない内側はごく淡く、染液にしっかり浸かった部分は濃く。




ピンクの発色具合もいいように思うのは、細番手の特岡規格の晒しだからかもしれません。


これは首元にスカーフがわりに巻く一枚にしようと思います。


今回刺し子糸も少し染めたのですが、こちらは色が濃いめというか暗めになってしまいました。


昨日の残りの葉で五番液をとってリベンジしてみたいと思います。


びわの葉はまだまだいっぱいあるのでいろいろ試してみます。