発達障害と犯罪報道。 | ☆★るーたんにっき★☆
2009-06-11 09:00:00

発達障害と犯罪報道。

テーマ:ちちのブログ

ここ数日間、少年犯罪について調べていました。

少年犯罪、とくにマスコミを賑わせた猟奇的な犯罪において犯人が"アスペルガー症候群"・"発達障害"であるケースが多いことに正直驚いています。

①岡山駅ホーム突き落とし事件:事件後、アスペルガー症候群と診断される

②女子高生タリウム母親毒殺未遂事件:事件後、アスペルガー症候群と診断される

③愛知県豊川市主婦殺害事件:事件後、アスペルガー症候群と診断される※人を殺す経験がしたかったと言って主婦を惨殺した事件

④長崎県佐世保市小6女児殺害事件(NEVADAたん):事件後、アスペルガー症候群と診断される

⑤長崎県長崎市児童強制猥褻殺害事件:事件後、アスペルガー症候群と診断される

⑥東京都町田市女子高生殺害事件:事件後、アスペルガー症候群と診断される


⑦佐賀県・西鉄バスバスジャック事件(ネオ麦茶):事件後、アスペルガー症候群と診断される。さらに事件前に閉鎖病棟に入院の前歴あり。

⑧兵庫県神戸市連続児童殺傷事件(酒鬼薔薇聖斗事件):事件前に児童相談所において注意欠陥障害(ADD・発達障害)と診断される。医療機関において行為障害(人格障害という診断名は18歳未満の者には用いられず行為障害という名称を使う)と診断される

また成人が犯した犯罪でも…

⑨京都府宇治市塾講師による殺人事件:アスペルガー症候群と診断される

⑩東京都浅草・女子短大生通り魔殺人事件(レッサーパンダ事件):犯人は自閉症(発達障害)及び精神発達遅滞(知的障害と同義)

⑪東京都渋谷区幡ヶ谷妹殺害バラバラ殺人事件:被告はアスペルガー症候群、中学時代に強迫性障害を発症、事件直後に妹殺害の精神的衝撃により解離性同一性障害を発症。

⑫秋田県連続児童殺傷事件:被告は精神鑑定で混合性人格障害と判定されていますが鑑定をした医師がアスペルガー症候群の疑いもあると指摘。

アスペルガー症候群の大きな3つの特徴は…
①社会性の障害
②言語発達・コミュニケーション能力の障害
③行動の障害

上記3つの詳細についてはここでは触れません。

アスペルガー症候群をはじめ発達障害と呼ばれているものは…

脳の器質的なもの、先天的なものであって…完治はしません。障害と上手く付き合い生きていかなければなりません。

とかくこの世で生きることに困難を感ずる障害といえます。その困難さゆえにストレスが溜まり…パニック障害・不安障害・強迫性障害・鬱病・躁鬱病・解離障害・人格障害・統合失調症などの精神疾患を二次障害として発症します。

事件の報道で犯人が"アスペルガー症候群"だと公表されると自閉症に関わる団体が抗議をします。

全ての"アスペルガー=殺人者"と世間に誤解されるのは困る…

本当は穏やかで優しい…

本当は正直だ…

確かにそうかもしれません

…しかし抗議をするだけでは今後も同じことの繰り返しです。同様の事件は再び起こる。

殺される側の理論に基づけば、定型発達であっても発達障害であっても…殺人者です。

決して罪をゆるされることはあってはならない。

確かにアスペルガー症候群と報道するのは刺激が強い…アスペルガーを含め発達障害の人々が社会の中で差別を受ける可能性もあります。

しかし支援団体や弁護士たちが障害を理由に"大目にみてあげてください"という態度を示せば…

犯罪を起こしても障害があるから許されてしまう…新たな差別や偏見を生み出す危険を常にはらみます。

しかし全てを"ひた隠し"にしようとするならば、精神障害者による犯罪の場合と同様で、事件後の精神鑑定により判明する…

起きてからでは遅いのです。いのちが失われてからでは遅いのです。

しかし"家庭の医学"的なテレビ番組でも3大成人病をはじめとする内科・外科的なものは放送しますが…

精神障害・発達障害・知的障害については教えてくれません。

わが家の場合でもるーたんの一件まで自分の妻が重度の精神疾患だということを知りませんでした。テレビでは放送されないし、自分が関心がないのにGoogleで検索するはずもなく…

当の本人でさえ自分が重度の精神疾患であることに気付いていなかったのですから。

発達障害は…

社会生活を送ることにとかく困難を生じます。しかもその原因を自覚できないのです。

発達障害者に対しては幼い頃から"社会の中での生き方"を教えなければなりません。

定型発達者の場合は社会生活の中で自然と会得できることが発達障害者の場合は理解・認識できないのですから。

酒鬼薔薇事件の場合は"生き方"を教えられぬまま、歪んだ方向に人格が形成されていって…

歪んだ人格によって犯罪を引き起こしました。

少年の母親は"息子は善と悪の区別がつかなかった"と証言しています。"善と悪を見極める"ことも"社会の中での生き方"のひとつなのですが少年はそのことを認識する能力が欠落していました。

それは先天的なものです。だからこそサポートが必要不可欠だったのです。

幡ヶ谷の妹バラバラ殺人の武藤勇貴被告は早いうちからアスペルガーだと分かっていたしケアをしていたと思われます。非常に真面目であるそうです。しかし三浪してしまってままならない自分にストレスをためてゆき、妹になじられた結果…火山に例えればストレス(マグマ)が地殻を突き破って噴出・爆発してしまいました。


人生を道に例えるならば…行く手を遮る障害物が実に多い、それが人生だと思います。定型発達者であればよけて通れるものが、よけられずにぶつかってしまう。それがアスペルガーの方ではないでしょうか?だからよけ方を教えなくてはいけないのです。


何か事件を起こしてから判明する…事件を起こすものはほんの一部であると主張される方もいると思います。しかし被害者及びご遺族の方々からすれば大切な人のかけがえのないいのちが喪われるのですから、”ほんの一部”というのは却って怒りを増幅させる、火に油を注ぐ行為に思えてしかたありません。


アスペルガー症候群と公表されたことに対して抗議することより重要なこと…早い時点で障害のあることを発見してケア・サポートを実践できるシステムの構築…


第2第3の酒鬼薔薇少年を生み出さない…社会作りはできないものか?


去年の12月から考えているのですが…深みにはまっています。考えが堂々巡りをしてうまくまとまりません。

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