年に1回、会社で健康診断を受けている
今までひっかかったことはなく
健康そのもので
気になる点といえば
体重が増えていることくらい
今年もいつものメニューで
受ける予定だった
が、会社の先輩から
まだ子どもも小さいんだし
胃カメラもやっておいた方がいいよ
とアドバイスを受けた
わたしは20年ほど前に
胃炎で激痛に襲われ
2度胃カメラをしている
もう2度としたくない
と後悔したことを覚えている
先輩も胃カメラをすると言うので
その勢いにつられて
私もすると言ってしまった
日が近づくにつれ
あー胃カメラ嫌だな。嫌だな。
とずっと憂鬱になっていた
そして、迎えた健診当日
前日の夜から吐きそうだった
食欲もなし
とりあえず、早く終わってほしいと
ただそれだけだった
胸部レントゲン、身長、体重、採血などなど
待ち時間を挟みながら終わっていき
次は何かな〜なんて
余裕ぶっこいて待合室のテレビを見て
和やかな時間を過ごしていたら
突如、名前を呼ばれて案内された
案内されたその先は
内視鏡室
ドキドキドキドキ…
いや、ドックンドックンドックン…と
心臓が激しく鼓動していた
落ち着け、落ち着けと深呼吸
すると、隣の部屋から
終わったであろう人たちが
数人出てきた
みんな元気にスタスタ歩いていたが
ひとりだけグッタリされていた
こ…こわ…
こわすぎる


やっぱりしなきゃよかったーーー
と激しく後悔していた
しばらくすると名前を呼ばれ
いざ、個室へ
あとはお察しのとおり…
えずく、えずく…


涙と鼻水とよだれでぐちゃぐちゃ
はやく終わってぇぇぇと
心の中で叫んでいたら
なんと先生が、
『たくさんポリープがありますが、
ひとつだけちょっと違う見た目を
しているので
念のため生検しますね』
と言われた
なんですって?
と動揺しつつも
長いなが〜い胃カメラが終了
なんとか元の待合室へ戻り
お医者さんに呼ばれるのを待った
長いこと待ち、やっと呼ばれ、
先生から話を聞いた
胃カメラの話になったその時
パソコンの画面には
『早期胃癌の疑い』
との文字
うそーーーーーん


胃癌の疑いなの?


文字にして見ると衝撃が強すぎた
短時間の間にいろいろ考えてしまった
もし、私が死んだら、
子どもたちはどうなってしまうのか
そんなことが頭に浮かび、
なきそうになった
まだ死ねない。
最後に笑うのはわたし。
コレだけを思って必死に生きている
結果は2週間後
ドキドキする