これは2014年の記事。1994年JWP女子プロレスのオーディションに合格し



練習生として入門、プロテストに向け基礎練習に励んでいた頃


ある日、道場に長与千種選手が自分達の練習を指導しにきてくれた時の話し。


同世代からしたら"アンタ信じられへんな!"って言われるわな、そりゃ...


~以下本編










プロテスト前だったか?道場へ長与千種選手が練習を見に来てくれる事になった。


名前はとても有名だから知っていたのだけど、失礼ながら顔は全くわからなかった。


道場へ先輩方が来た。「おはようございます」とお辞儀をすると頭を下げたまま宮口が「長与さんや~!」と声を上ずらせた。


他にも先輩はいっぱいいたから私は「どの人どの人?」と聞くも一向にわからず。


長与さんには基礎練習を細かくみてもらった。「こんなやり方があるんだー」と思った。


練習が終わり「お疲れ様でした!」と頭を下げたまま宮口に「ねぇ長与さんってどの人だった?早く、どの人?」と聞くと「アンタ今練習見てもらったやんけ」という。


練習に夢中で顔は見てなかった。その後も宮口に「アンタ信じられへんな、何で知らんの?」と言われた。


~本編終わり



え、だって自分がプロレスラー目指したのは



プロレスをやりたかったから、だけ。自分が小さかった頃



祖父がプロレス大好きで週一度、日曜日、夜8時~



全日本プロレス中継を見ている後ろで父親とプロレスごっこするのが



常で、技研究もした(今思うと技なんて呼べるモノではない)



ウチらの世代は「クラッシュ世代」と言われていた。



小学校の頃TVでは日曜日午後3時~全日本女子プロレスが放送されていた。



その頃大ブームだったのがクラッシュギャルズさんやダンプ松本選手だった。



皆、夢中になって見ていたが、自分は女性同士が髪の毛を掴んで



ワーワーやってるのが嫌で絶対見なかった。



ドラマ「毎度お騒がせします」に出演していた長与さんは見ていたはずなのだが...。



結果、大半の者がクラッシュギャルズに憧れてプロレスの門を叩くのだった。



しかし、まれに違う者もいるのだよ。...自分だけじゃないからね!



宮口は長与さんの大ファンだったから超喜んでいたよ。



長与さんにはプロレスデビューした後にも色んな練習方法を



伝授して戴いた。その中でもハーフハッチをやっていた自分に



(超ヘボかったから...)



スープレックスが上達する練習方法を教えていただき



それをやり込んだ記憶が強く残っている。



何せ女子プロレス界に色んなスープレックス類を持ってきたのは



長与さんだから。(後から知った情報なんだけどΣ(゚∀゚))



あのプロレスの師"カールゴッチ"さんより直々に



指導を受けた事もあるんだって。



いつか長与さんに聞いた事があるんだけど



当時、女性にスープレックスなんか出来る訳がないって言われたんだって。



それを研究して女子プロレス界に新導入したって革命的じゃない!?



今は皆、さも当たり前かの様にやってるけど。



どうりでスープレックスの練習には詳しいわけだオイオイΣ(・∀・)



あれ?初?じゃないよな?当時JWPの大会に何度か出場されていたハズ!?



自分よ、何で?