いま、自分の描いてる音楽ってなんだろうと考える。

 

ざっと思いついたことを整理もせずに書くけど気にしない。

 

きっと後で見直したら赤面するかもしれない。

 

でもいいや。モチベーションを心の奥底から拾い上げるためには

こういうことやらないと次に進めないと思ったから。

 

やってみる。

 

そもそも楽器を弾き始めたのはなんでだっけ?

 

親せきのおじさんが弾き語りを長い間やってて、自然と

自分もできるようになったらいいなって思ったからそんな理由。

ライブ聞いてるとみんな笑顔になってた。

今思うとすごいなって思う。

 

それから、中学のころ、そのおじさんからアコギをもらったんだ。

夢中になってジャカジャカやってた。

 

最初はEのコードから、C→D→Gなんて弾けるようになって、

Fもおぼろげながら音が出るようになった。

 

うれしかった。

そのあとは自分が弾いたリズムに合わせて声も出せるようになった。

ワンパターンなストロークだけど簡単な曲なら弾けるようになった。

流行ってる曲もすこしずつ覚えたりして、何となく自分がうまくなってきたのが

手に取るようにわかってきた。

弾きたい曲もそこそこ弾けるようになったら満足して成長はそこで止まった。

 

社会人になって10年ほどたった。

子供もできて、忙しくもなり、しばらくギターに触ってなかったときに

ふと会社の先輩が押尾コータローさんの曲を弾いて聞かせてくれた。

 

衝撃が走った。負けた気がした。

自分はあいかわらずジャカジャカただコードを弾くだけ。

 

先輩はリズムはあってなかったけど自分の表現したいようにギターを

弾いてる。

自分はただコードを弾くだけ。

 

「君はまだギターを弾けてないね」って言われた気がした。

 

悔しかった。どうしても先輩の弾いた曲を弾けるようになりたかった。

1か月練習した。

楽譜を見ないで弾けるようになった。先輩に聞いてもらって

「やるなー」って言われたとき、認められた気になった。

 

その後、押尾コータローさんのPVを見る機会があった。

その音と自分の弾いた音を比べると、ものすごい差があることがわかって

落ち込んだ。

 

機材に雲泥の差があることも知っていたけど、こんなに音の出し方で

差が出るなんて思いもしなかった。

 

自分が1歩進むとほかの人は2歩も3歩も進んでる。

まるで相対性理論。

 

でも追いつきたい。

何が何でも自分のものにしたい。

そんな気持ちになった。

 

ネットを徘徊すると、自分がいかに音楽を知らなかったか

思い知らされた。

 

スケール、コード理論、運指、弦の抑え方、チューニング

リズム、音作り。

何もかもがすべて間違ってる。

 

よくこんなので人に聞かせてたなと恥ずかしくなった。

 

音を大切にしたくなった。

勢いだけではごまかせない、心地よい音を出せるようになりたい。

 

でも、自分がほかの人をまねても消してほかの人に並べることは

できないことも分かってきた。そんなことをしても自分の表現したい

音にはならない。

 

考えた。

 

だったら、自分の表現する音で自分を認められる音にすればいい。

自分が満足しない音はきっと他の人にも伝わらない。