パックマイヤーのSK-Lを入手した。
Kフレームスクエアバット用のグリップはフィンガーチャンネルやバックストラップの露出の有無などで3種類ほどラインナップされているが、SK-Lはフィンガーチャンネルがなく、バックストラップが覆われる形状になっているタイプだ。
ちょっと前まではパックマイヤーのグリップといえば、5千円前後で販売されていたが、円安や物価高騰などの影響で値上がりし、現在では7千円台で販売されていることが多い。何でも値上げの世の中で、なかなか辛いですなぁ…。
どうやら、価格の改定に伴ってパッケージも変更されたようで、ベージュからネイビーを基調としたものになった。
パックマイヤーのグリップは鉄板をラバーで覆った構造になっていて、約165gほどあるので、重量感を維持しつつ雰囲気を向上させたいというワガママを叶えてくれる。
買ってきたら、すぐに取り付けといきたいところだが、タナカのKフレームver.3に取り付けるには加工が必要。ver.3となり、グリップフレームのウエイトの面積が増えたことで、スクリューが通るスペースが失われてしまったのだ。そういうわけで、赤で丸印をつけた辺りのウエイトを削るという加工が必要なのだ。
加工後の写真がコチラ。
ボール盤やインパクトドライバーなどの便利な機械があれば、大した加工ではないと思うが、そういう機材は持っていないので、棒やすりと手動のドリルで加工を試みた。2時間ほどで作業完了。意外と手作業でもイケる。
インナーフレームは2分割できるので、外して作業するのがおすすめ。
まずはM19に取り付ける。70年代、80年代のポリスを思わせる渋い雰囲気。『リーサル・ウェポン』のマータフもSK-L(メダリオンがない旧型)をつけたM19を使用していた。
純正のオーバーサイズグリップに比べ、やや太めでトリガーまでの距離がわずかに遠くなったように感じるものの、握り心地は良好。ただ、ラバーのしっとりとした感触は好みが分かれそう。
続いてはM15に装着。これも抜群に似合う。
最後はラウンドバットのM13に装着。なかなかにスパルタンな佇まいだ。
先述の通り、バックストラップを覆う形状になっており、ラウンドバットに取り付けても外観的な違和感はない。ガタつきなく、しっかりと取り付けられるので、あえてラウンドバットにスクエアバット用グリップを取り付けるという“通な楽しみ方”もできる。