コーチングの大切さ | rsg_minakiのブログ

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ミナキのひとこと、、ふたこと



レースをする小さな子に目標は?と聞くと、ほとんどの子が「GPライダーになりたい!」といいます。(テストライダーになりたい!と言った子も居ました笑、逆にその子の先がとても楽しみになりました(^^))
とても微笑ましく頑張れよ~と思います。
しかし現実には遠くの目標だけを見て走り続けるられる子は稀です。
大人だってそれは難しいことです。

まずは今やっている事自体が楽しくなければ続きません。 僕はスポーツの楽しさは「進化」だと考えています。
「負けず嫌い」もモチベーションになりますが、勝てない事が続けば簡単にやる気はなくなってしまいます。
「進化」こそがモチベーションの大きな栄養なのです。
そして「進化」のモチベーションは、選手のレベルを選びません。どんなビギナーでもスキルU Pの実感はやる気U P に繋がります。

この「進化」(スキルアップ)を手助けするのがコーチの役目です。
選手は、上達を実感できている時はモチベーションも高くどんどん伸びるものです。(ある意味勝手に。) 更に的確なコーチングがあればより早く伸びていきます。 お金の掛かるモータースポーツでは「早く速くなる」事はとても重要な事なのです。

そして進化が停滞したときほどコーチの役割はとても重要です。  
一生懸命走ってもベストラップどころか数秒も遅いラップしか出ない・・いわゆる「はまった」状態です(ToT)。
しかしコーチが客観的で的確なアドバイスが出来れば短時間で抜け出すことも出来ます。
仮に抜け出せなくても、少なくとも「進化への希望」を持って次の練習に望めるのです。
選手が「どうしていいか分からない(;o;)」と悩んだとき、選手と話し合い、選手が理解でき納得できる方法論を提示し続けることが出来るか…ここがコーチの腕の見せどころです。

そしてこれには、選手自信の考える力が絶対に必要です。そして選手とコーチとの信頼関係も絶対条件です。
「進化への希望」、これがモチベーションを保つのです。



最近どのスポーツでも選手生命は延びていますね。(ロッシも今年39歳!?)
それは選手の努力とは別の次元での競技技術の分析、解析が進み、その理論を経験豊富な選手が実践し、年齢によるフィジカル、メンタルの衰えをカバー出来きているからだと思います。
そして新しい技術、理論を選手に理解させ実践させるのがコーチの役目です。

スポーツの世界でコーチの存在はどんどん大きくなっています。
僕は水泳の平井コーチ(北島康介を育てた人)が大好きで、理想のコーチです。選手に合わせ、技術論も絡めながら選手のモチベーションを上げていきます。

ロッシや、ロレンソ、ペドラサも最近ではコーチングスタッフと契約しているのを知っていますか?
彼らのコーチは、各コーナーでライディングを観察&分析し、より効率的なコーナーリングの方法を助言するという役割だそうです。
これだけデータロガーが高度化した現在でも、優れたコーチの目はそれらを凌ぐ・・または参考になると言うことなんでしょうね。
とても興味深く、僕にとっては嬉しい事です。
やっぱりそうだよねってね・笑。




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