NSF250R フルオーバーホール1

 1からの続きになります。 

 

 約2000km時に某HRCショップさんで腰上ヘッド回りを

オーバーホールされているとの事でしたので、

状況かを確認しながらシリンダーヘッドを分解して行きます。

 

新品ヘッドは一度火を入れて走ると、プラグホール側が沈みます。

これをとるのに、最初の1回目のシートカットはかなり修正が必要になります。

この作業は、2気筒、4気筒車両でも同じです。

最近の4気筒ヘッドは大きくひずむことは少なくなってますが、

PC37や初期のPC40、最近で言うとMC51は 

まーえー ひどいものでした。

慣らしで熱入れた後、全バラ シートカットしてました。

 

んで、NSF250Rも歪みます。

 

赤丸の方向に各バルブシートが沈みます。

 

しかし、今回のシリンダーヘッドは、

ほぼ何もシートカットすることなく軽く擦り合わせで

 

 

ピッシャリ!!

シートのアタリ面が出ていました。

 

と言う事は前回のオーバーホール時に

ちゃんとシートカット、擦り合わせされていた

言う事になりますね。  

う~ん さすがですね。爆  笑 

と言っても僕がエンジン教わった方ですからね。(笑)

 

コッターの合わせなんかも見るとわかりますね。

 

 

あっ、これの写真は僕の組付けです。  

 

 

 

続いて ピストン         

 

ピンクリップはピストンヘッドを向けます。 マニュアル指示です。

 

 

 

シリンダーを組付け

 

前方吸気なのでINが前側です。

 

 

ヘッドのっけて、タペットクリアランス調整して、

ですが…

数値は変化なく、ここもピシャリ合わせてありました。

 

続いて ミッション 

  

 

シフトフォークのアタリがちょっと強いのでシャフト含めて 交換です。

 

 

あとは エンジン両サイドの部品を組み付けて

 

 

 

 

 

完成です。

 

 サクッとのせて 

 

 

 

完成です。

 

NSF250Rに関しては、

常にいいコンディションを維持するためのオーバーホールになりますので

これで突然エンジンのパワーが上がる訳ではありません。

維持管理のためのメンテナンスです。

 

 

 

次回は、すでに作業進めている

4速GROM JC75 のフルオーバーホールです。

 

またまたエンジン系になりそうです…。(笑)