「まつもtoなかい」が「だれかtoなかい」に名称が変わった矢先、先週、秋元康とゲストだったニノが中居君と共にMCとしてレギュラーになることが決まった。ニノは「来世でしか中居君と共演できないと思っていた」と興奮し喜びを語っている。ヤフコメなどで候補にあがっていたほかのお笑い芸人やジャニの後輩たちからニノは羨望の的になっているはずだ。

 この決定の裏にはニノが「tobe」や他事務所への移籍ではなく独立後、一人でやっていることへのリスペクトがあげられる。滝沢秀明は何のコメントもなく突然ジャニーズを退社して同じような事務所を立ち上げて、必ずしも本意ではないかもしれないが 結果として引き抜くような形でジャニーズの売れっ子を受け入れている。中居君は滝沢がジャニーズの裏方として奮闘していたときには凄く応援していたが、退社の仕方も含めガッカリというかなぜ?という思いがあるのではないか。「自分だけよければと思うとエンターテーメントは濁る」という発言も滝沢に向けて発した言葉とも考えられる。あと、可愛がっていた山下智久も、女性問題で謹慎中に事務所をやめて海外に行ってしまったことで大なり小なり怒りの気持ちがあって、「仰天ニュース」への出演に待ったをかけたのだと思う。そういう意味で中居君は筋を通すこと、周りが納得できる辞め方にこだわる人なのではないか。

 確かにニノは生意気だったり多少非常識な面はあるが、中居君は全然許せるのだろうし、ニノとの相性の良さも感じているのだろう。加えて金スマでMCの代役をさせたりと、ニノの力量を評価しており、スタッフの推薦もあり今回の決定に至ったのではないか。どんな番組になっていくかも4月以降も続くのかは分からないが、面白い化学反応に期待して応援したい。

 金スマの電話のとき、ニノがまた出たいと言ったら、共演するのはこの番組ではないような気がすると返していたことが現実になったんだな、予知夢ではないが、今回のことは運命だったなのかなと思う。