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無い物付ける

こんにちは。。。

 

昨日、今日と12月とは思えないぐらいの暖かさです。

週末には一気に真冬の気温になるみたいですがガーン

暖冬の予報もでていますがどうなんでしょう。

 

作業はほていさんのKSR110です。

 

 

久し振りの入庫でしょうか。

 

依頼内容は・・・

 

 

ここにレバーを。

そうです

KSR110のマニュアルクラッチ化です。

ほていさんの方が調べていて、私も確認して情報が

ショップさんレベルで発信している内容で信頼できそうなので

お引き受けしました。

純正流用なのでそれも安心できますね。

 

エンジンオイルを抜いて・・・

 

 

ケースカバーをはずします。

そして不必要な物、組み替えるものなど・・・

KSR110はクラッチなしという言い方は間違いで、クラッチはあります。

正確にはクラッチレバーがないのです。

シフトペダルを操作するとクラッチが切れる仕組みで、

それだけだとギアを入れるとエンストしてしまうので

一次側(クランクシャフト側)に遠心クラッチがついていて

回転が上がるとクラッチインする感じですかね。

簡単な説明ですがガーン

 

 

オイルエレメントもついていますが、ここにストレーナがついています。

ケースカバー外した時にしか出来ないので勿論清掃。

 

 

外すもの外してガスケット剥がしや清掃。

 

とんで・・・

 

 

途中のカメラ忘れてカバー付けちゃいましたあせる

ガスケットのこともあるのでもう一度外してカメラは勘弁で汗

 

 

カバーの色は変わってしまいましたが、

純正品なのでクォリティーは全く問題ないですね。

クラッチワイヤーを通して・・・

 

 

クラッチレバー取付。

この辺のパーツも純正品。

リペアに関しても安心です。

各部最終確認して試運転DASH!

問題なくクラッチ操作、シフトチェンジ出来ることを確認。

ボトムニュートラルなのでニュートラルは当然だしやすいのですが、

まずないと思いますが走行中シフトダウン操作で

ニュートラルに入ってしまうことのないように注意ですね。

 

マニュアルクラッチ化は完成ですが、

お預かりしていますので少々時間があるので他を少し確認。

 

 

最近確認していなかったエアエレメントが

痛んでましたので交換ですね。

 

 

ドライブチェーンも外して清掃・給油して

取付。

 

それとスロットル操作したときに少しカサカサ感があるので・・・

 

 

錆が発生してますね。

 

 

錆び取り・清掃して、薄くグリスアップ。

 

更にフロントブレーキをかけたときにブレーキランプが不灯でしたので

確認したところブレーキスイッチが接触不良と判断。

 

 

このへんは年数経つとどのメーカーでもありがちですね。

接点復活剤で処置するもNG。

接点が錆や汚れで接触不良ではなく接点自体が摩耗してきているのでしょう。

交換になります。

 

 

カバーの色もこうしてみると違和感ないですね。

 

今回も作業依頼ありがとうございました。

 

 

 

カブ125 その②

こんにちは。。。

 

日に日に寒くなっていってますが、

今朝はこの時期にしては冷え込みが緩かったです。

 

さて、カブ125の続きです。

もう一つの依頼事項はナンバーステーの加工です。

 

 

なんとなくお分かりになります?

 

 

はみ出していたり・・・

 

 

上げたいですよね汗

どちらもお客さんが指摘してきたことでして、

何とかなるなら何とかしてほしいとのことです。

原付のナンバーは市町村ごとに微妙に違っていたり

最近はご当地ナンバーとかで

全てに対応するにはこういった形・大きさにするしか

ないのでしょうね。

 

 

この複雑なプレス構造の物を作り直すのは

私には無理なので、何とか切った貼ったで出来ないものかと

色々考えて!?

 

うかんできた考えをもとに

 

 

CADでお絵かき。

ちょいと違うもので二種類描いて・・・

使うのはどちらか良いと思われる方。

左右必要ですが裏表で対応出来ますからね。

図面はCADなので反転させるだけで出来ますけど。

 

そして・・・

 

 

切ってしまいました。

 

 

最初は上から下まで一気に切ろうと思ったのですが、

この折りの部分を使おうと思いまして、

ひと手間かかった切り方になりました。

長さは後程作った物と合わせてからカット。

 

 

CADで描いた形のものを切り出します。

鉄のt2.0です。

付いているステーと同じ板厚。

 

 

こんな感じで溶接。(羽が生えたみたい)

今回も塗装は出来るだけ剥がしましたが、湧いてきて

溶接がしにくいガーン

先程説明した折りの部分はこの作ったステーを

溶接する際、縦方向だけでなく横方向にも

溶接個所が出来るのであんな感じにカットしました。

デザインというかセンスというかは・・・。

全周溶接して表はビード削ります。

穴あけは後加工。

最初に空けて溶接後ピッタリできる腕はないので。

 

 

車体にセット。

デザインはナンバー付いてしまえばまったく見えないので。

 

 

はみ出しなくなり上げたので見栄えが良くなりましたかね。

 

 

ナンバーが上がりましたが、ビビり防止のダンパーも

当たっているのでここは移設しなくても良いかな。

完成です。

色々勉強になりました。

ありがとうございました。

溶接作業が続いてくれたのでこの前練習のための練習で

アルゴン無駄遣いしたのでアルゴン代の足しになってたすかりました。

転んでもただでは起きぬみたいな・・・。

 

切ったり溶接したりの技術は勿論必要ですが

どういう感じにするか、デザイン等は教えてもらうことが

出来ないので決して良くはない頭を使ったり、人が作った物を良く見たりして

少しでも良い物・壊れない物をつくりたいですね。

毎度のことですが日々精進ですわ。

 

カブ125 その①

こんにちは。。。

 

週末にかけて寒気がやってきてだいぶ寒くなるようですねダウン

三連休の天気は良さそうですが晴れ

 

作業の方は溶接等でして

今日は新型のカブ125です。

 

 

依頼事項は・・・

 

 

シーソー式のチェンジペダルの後ろ側の位置変更。

下げて近づけて欲しいとのことと、

前側はペダル状の物からバータイプに変更して欲しいとのことです。

 

 

外して作業はじめます。

 

 

前側はペダルの座面切飛ばして成形して穴あけして

だいぶギリギリにみえますが、ネジ径は6mmで

皿ネジ加工してあります。

板厚も鉄で4mmありますから大丈夫かな。

 

 

お客さんが用意してくれたどちらかのメーカーの

チェンジペダルのリペアパーツを取付。

 

後ろ側は

 

 

切ってしまったので後戻りはできません。

切る場所も考えてからです。

単純に切って短くすれば下がったり、近寄ったりたりしますが

角度が付いているところだと今回の場合ペダルを近づけるときに

車体側に寄ってしまいます。なんとなく言ってることお分かりいただけますでしょうか?

なるべくストレート部を切って摺合せしながらご希望の位置にもっていきます。

当然溶接で付けますが、またまた関係各所に相談汗

TigかMigか・・・TigでいきますDASH!

その前に

 

 

端材を使って溶接機の設定を決めていきます。

私はまだこういうことをしないといけないので

時間がかかるのですよねガーン

しかしこのメッキは困りますね。

結構剥がしたつもりですが溶接しにくい汗

付いている物を使って溶接する場合はメッキや塗装剥がすのも

手間ですし、溶接もしにくいですね。

 

 

本付け。

板厚4.0mm

 

 

全周溶接したので表側は溶接ビードを削って見栄え良く。

 

 

 

取付けてこちらは完成。

塗装等はお客さんの方で。

ペダルのラバーもお客さんが取付。

 

もう一点依頼事項があるので

その②に続きます。

後日アップします。