Love Wonderland 28 | 嵐好き・まるの ブログ

嵐好き・まるの ブログ

まるです。

Over50の葉担櫻葉erです。
徒然におはなしを書き、投げ込んであります。
基本は読み手。
色々なブログに顔を出しては、叫ばせていただいております。

どうぞよろしくお願いいたします^ ^


 そして、今日は和也様のラボで、
バグ取り。

今日の仕事も、飛行機と軍事基地のソフトのバグ取りで。
気がつくと、
向こうから違う色の飛行機が空中戦を、仕掛けてきたりして。


どうも、怪しいやつだった。


ラボから屋敷に戻り、
和也様の部屋に入って、
コーヒーなどいただきながら、
尋ねてみる。


「あの、和也様。
あれって、軍事シミュレーションものですよね。
どっかの国から発注された訓練用のものですか?」


そうっと、
尋ねてみると、

和也様はコーヒーカップの持ち手を優雅につまんで、
口に カップの端を軽く当てながら、
ボソッと答える。



「ううん?あれ。
訓練用じゃないよ?」


思わず首をかしげる。
あれ?ゲームにしては、凝ってたし、
軍のPCかなんかと直結してる雰囲気だったんだけどな。



不可思議そうな顔をしてる俺を見て、
和也様がさらに続ける。


「あれね。
遠隔操作による 実際の 軍事情報画面だわ。」




「和也さまー!」


思わず叫ぶ。
こんな一般庶民を、他国のリアルな戦争に巻き込むなぁっ!

あの敵国の飛行機に俺撃ち落とされちゃってたら、その国の紛争ものじゃん。

ってか、もう空中戦一戦交えちゃってるし。

和也様は素知らぬ顔でコーヒーをすする。

「あれはね。
無人飛行機の遠隔操縦で、
どれだけ軍用になるかのテストなんだって。

いや。
いい腕のゲーマーがうちの下僕に来てくれて超助かったわ。」



「ちょいっ。和也様っ。

いい加減にしてくださいっ!」


なんか、和也様は可愛くて、
俺が一番対等に話がしやすい。

ほんとは、畏れ多い事なんだけどね。
でも、
その飾らなさや、俺に気を使わせまいとわざと対等に接してくれるその優しさに、
俺も甘えてるんだ。


「まぁまぁ。まぁくん。
そんなに怒ると肩凝っちゃうよ?」


和也様がソファの隣に座るよう、
ポンポンと自分の座ってる横を叩く。


言われる通り、
その横に座ると、


「じゃ、まぁくん。
俺のお仕事 してくれるついでに、
俺が まぁくんにいい事教えてあげる。


甘くて、
美味しくて、
気持ちいいから、


きっと 俺から離れられなくなるよ♡」


可愛らしいその顔で小首を傾げられ、
そして、
榛色の可愛い瞳から、
完璧なウインクが飛んできた。



☆つづく☆