次に向かったのは同じ石狩地方に新しくオープンした
道の駅石狩「あいろーど厚田」 です。
前回の北欧の風道の駅とうべつは “石狩郡当別町” で、今回は “石狩市厚田区” と同じ石狩エリアなのですが、その距離は32km、40分ほどかかりました。
ルートの後半は眼下に石狩湾の眺望を楽しみながら、発電風車の立ち並ぶ丘陵地を走る、快適なドライブコースです。
この道の駅は今年(2018年)4月27日にオープンしたばかりです。
この付近、もともと “あいろーどパーク” といって夕陽の名所として知られていました。
日本海に面した厚田区は気候が温暖で四季の変化に富み、特に海からのさわやかな風を 「あい風」 と呼びます。
“あいろーど” という名称はそれに由来するのだと思います。
道の駅周辺の配置図ですが左手が日本海、右手(裏手)は小高くなっていて子ども広場があります。
地図の左下、道路を挟んで “道の駅ANNEX” というのがあります。
ここも道の駅の一部のようですが、飲食テナントショップとトイレがはいっています。
モダンなスタイルの道の駅ですが、3階建てになっていて最上階には展望フロアがあります。
この写真でも屋上に人影が見えます。
まずは1階に入ってみましょう。
1階には地場産品を扱うショップと24時間トイレ、それにお蕎麦をメインとした飲食テナント「一純」、更に休憩スペースなどがあります。
情報コーナーもここにあり、2階へは道の駅としては珍しく、エスカレーターが備わっています。
いつもの道の駅登録証ですは、ここにもやはり “重点道の駅” の選定証がありました。
『地方創世の拠点としての先駆的な道の駅モデル』 として選定されたのだそうです。
道の駅スタンプもありましたが、ここには2種類があり、こんな張り紙がありました。
この2種類の道の駅スタンプは、それぞれ中学生がデザインしたもののようです。
地域住民のみんなの手でこの道の駅を作り上げた証のように思えます。
さて、エスカレーターで2階に上がってみましょう。
2階にはフードコートがあり、エレベーターを昇った先には3つの飲食テナントがあります。
石狩産のニシンとカズノコの押し寿司が有名な “石狩二三一” や パンとピザのお店 “Bakerry & Pizza HOME” そしてイタリアNo1のフルーツジュースのお店 “Lico Lico厚田店” などです。
カウンター席の向こうはガラス越しに石狩湾が眺望できます。
そしてフロアマップの右半分の場所には、こんなものがありました。
これらはかつてニシン漁や北前船での交易で繁栄した時代の厚田の歴史を、パネルや模型、人形などで紹介したコーナーです。
実にリアルに作られていて、当時の人々の生活がわかります。
もう一つ、“郷土資料室” という部屋もありました。
ここは郷土が生んだ偉人たちの足跡を紹介したコーナーです。
ここに名前のある 「子母澤 寛(しもざわ かん)」 という方は、大河ドラマになった “小説 勝海舟” を始め、新選組始末記など数々の時代小説を書かれた小説家です。
さて、いよいよ3階に上がってみましょう。
ここは全部が展望フロアになっていて、2階のフードコーナーと同じように室内からもガラス越しに日本海の海原を眺めることができます。
お天気も良いので、デッキに出てみましょう。
これは3階展望デッキから見下ろした “こども広場” です。
右手に階段が見えますが、これを上がってきます。
広場の中央に白いものが見えますが、これが “ふわふわドーム” といい、子供たちに人気です。
そしてこれが、この道の駅の一番の眺望となる、石狩湾の海原です。
日本海に面した “湾” になっていて、正面にうっすらと見える陸地は、おそらく積丹半島だと思います。
ここは最初の地図でお分かりのように、北海道の中央部分の西の端、“日本海” です。
ここから再出発して、今回の旅は北海道中央部を横断して東の端 “オホーツク海” を目指します。