私が過去何度も訪れた好きな場所のひとつに
道の駅原尻の滝 があります。
大分県豊後大野市緒方町原尻
☆A:道の駅自体が絶景の中にある
B:道の駅から歩いて絶景に出会える
C:道の駅の近郊で絶景に出会える
■絶景キーワード
原尻の滝、東洋のナイアガラ、チューリップ、日本の原風景
■この道の駅の魅力について
この道の駅の最大の魅力は、すぐ裏手に “東洋のナイアガラ” と呼ばれる、幅120m、高さ20mの半円形の “原尻の滝” があることです。
『日本の滝100選』にも選ばれており、本物のナイアガラとはスケールでまるで違いますが、形の美しさではひけを取らないのかもしれません。
この川は “緒方川” と言いますが、普通の田園風景の真ん中に、突然巨大な滝が現れます。
下流に架かる吊り橋を渡って、ぐるりと滝のまわりを一周することができる珍しい滝です。
つまりこの滝は、見る方向によっていろんな表情があります。
上の2枚の写真は、滝の上部から見たものです。
半円形に弧を描いた滝は幾筋かに分かれており、水が流れていない個所では、このお姉さんのようにぎりぎりまで近づいて真上から流れ落ちる滝を覗くこともできます。
でも危険なのであまりお勧めはできませんね。
これらの写真は滝の左手から撮ったものです。
綺麗な弧を描いており、滝の上部には普通に田園や道路があるのが分かりますね。
大昔、阿蘇山の大噴火で流れ出た火砕流で溶岩台地ができ、長い年月をかけて緒方川がそれを浸食し、このような景観が誕生したのだそうです。
下流にある吊り橋がこれです。
吊り橋の中間地点からは、原尻の滝を真正面から見ることができます。
正面からの写真には、河原に人がいますね!
ここは河原に下りてゆく階段があり、滝壺の淵から滝を見上げるアングルも撮れます。
これが河原に下りて、滝を見上げた写真です。
最後は、右手からの滝の姿です。
周囲360度、あらゆる方向からの原尻の滝を楽しむことができます。
次に紹介したい、二つ目の魅力は春に咲き誇る “チューリップ” です。
これは原尻の滝を背景にしたチューリップ畑です。
道の駅があるこの集落では、毎年春になると周辺の畑のほぼ全域にチューリップの花が植えられます。
その規模はまさに見渡す限りで、100種類、30万本が咲き誇り、毎年4月初旬から下旬にかけて、“チューリップフェスタ” が開催されます。
フェスタ期間には様々なイベントなども開催されますが、畑の除草作業、イベントの運営、フェスタが終わった後の球根の取り出しまで、たくさんのボランティアが支えています。
私も一度見てきましたので、その風景を紹介しましょう。
実に癒される風景だと思います。
“癒される” と言えば、この周辺、日本の原風景が残っているのことが3つ目の魅力です。
茅葺屋根や水車が普通に風景の中に溶け込んでいます。
東洋のナイアガラの迫力、チューリップ畑の美しさ、癒される日本の原風景と、いくつもの魅力を併せ持つ道の駅がこの原尻の滝だと思います。