久しぶりに絶景道の駅シリーズを再開します。
九州で2番目に紹介するのは、
道の駅鷹ら島(たからじま) です。
■所在地&MAP
長崎県松浦市鷹島町
長崎県松浦市鷹島町
■絶景区分
☆A:道の駅自体が絶景の中にある
B:道の駅から歩いて絶景に出会える
C:道の駅の近郊で絶景に出会える
■絶景キーワード
鷹島肥前大橋、ふぐ生産量日本一、マグロの解体、棚田風景、元寇の海中遺跡
■この道の駅の魅力について
☆A:道の駅自体が絶景の中にある
B:道の駅から歩いて絶景に出会える
C:道の駅の近郊で絶景に出会える
■絶景キーワード
鷹島肥前大橋、ふぐ生産量日本一、マグロの解体、棚田風景、元寇の海中遺跡
■この道の駅の魅力について
ここは “鷹島” という島の玄関口にあり、佐賀県と長崎県の県境になります。
“鷹島肥前大橋” という、2009年に完成した美しい橋を渡るのですが、その橋の手前は佐賀県で、渡った先が長崎県です。
これは佐賀県側からの景色ですが、右手奥に “鷹島肥前大橋” が見えます。
そしてその手前は “棚田” になっているのがお分かりかと思います。
この付近、佐賀県側、長崎県側ともに、棚田が美しい場所です。
私が初めて行ったこの時期には、丁度田植えが行われていました。
さて、橋を渡って長崎県側に入ります。
橋を渡るとそこは、“長崎県松浦市” の “鷹島” という島になります。
松浦市はかつて平戸、佐世保、壱岐、五島列島などを支配下に置き、最強の水軍と言われた武士集団 “松浦党(まつらとう)” の発祥の地です。
また、鎌倉時代の元寇襲来時に、台風により艦船4400隻、14万人がこの鷹島の沖で沈みました。
従って鷹島周辺の海底から数々の元寇遺物が発見され、水中考古学最大の宝庫と言われています。
この “鷹島肥前大橋” は全長が1251mある斜張橋で、総事業費約200億円をかけて、2009年4月に開通しました。
道の駅も、その開通に合わせ、橋を綺麗に見渡せる位置にオープンしたものです。
この橋、ご覧のように歩いて渡ることもできます。
橋の佐賀県側入り口にも駐車場があるので、観光バスなどはそこで乗客を降ろして歩いて貰うのです。
あまり知られていませんが、松浦市はフグの生産量が日本一です。
海上にトラフグを始めとする様々な養殖場があるのです。
そこで、この道の駅のマスコットがこちらです。
ご覧のように、周囲にはトラフグの石像がずらりと並んでいます。
実はこの町は “石工の町” といわれますから、石像造りも得意なのです。
松浦市は農業と共に漁業が盛んですから、この道の駅もご覧のように大きな水槽があり、水産物や水産加工品が豊富に揃っています。
更に、この道の駅の最大の特徴ともいえるものがあります。
海上養殖で、“マグロ” も育てられているのです。
ここでは月に2回、“マグロの解体ショー” が行われます。
私もこれに合わせて訪問しました。
このマグロは海上の養殖場から “釣り上げて” 持込むのだそうで、この日は 「34kg」でした。
普通60kg前後が多く、時には100kgがあがることもあるそうです。
手際よく解体された後は、大トロ、中トロ、赤身、それに中落ちなどに分けられ、大盤振る舞いの試食があり、そして販売されます。
景色だけでなく、このような定期的なイベントのある道の駅は珍しいと思います。
ただ、私が最後に訪問したのは2013年ですから、今も月に2回続いているかは定かではありません。
もし、これを目的に行かれるのなら、事前に確認した方が良いと思います。
ちなみにこの鷹島には以前 “モンゴル村” という施設があり、テント式の “ゲル” に宿泊することができ、そこからの風景も素晴らしかったのですが、残念ながら2016年11月から休村しています。
ただ、駐車場は9時~17時で開いており、芝生公園などで遊ぶことはできるそうです。
また、島には海底から引き揚げられた元寇の遺物などを展示した “松浦市立埋蔵文化財センター” があり、ここもなかなかの見どころがあってお勧めです。