次は “しまなみ海道” に移って
道の駅よしうみいきいき館 を紹介します。
愛媛県今治市吉海町
☆A:道の駅自体が絶景の中にある
B:道の駅から歩いて絶景に出会える
C:道の駅の近郊で絶景に出会える
■絶景キーワード
しまなみ海道、来島海峡大橋、サイクリングロード、急流観潮船
■この道の駅の魅力について
四国と本州を道路で繋ぐ主なルートは、まず最初に淡路島と徳島を結ぶ “大鳴門橋” があり、次が前回紹介した “瀬戸大橋” 、そしてもう一つが今回紹介する “しまなみ海道” です。
今回紹介するのは、そのしまなみ海道にある道の駅です。
しまなみ海道は正式名称を “西瀬戸自動車道” と呼び、広島県尾道市と愛媛県今治市を結びます。
瀬戸内海に浮かぶ島々を伝って7本の橋で繋がっており、その総延長は59.4kmです。
このしまなみ海道には、“今治市多々羅しまなみ公園” “しまなみの駅御島” “伯方S・Cパーク” “よしうみいきいき館” という4つの道の駅があります。
ちなみにこの4か所のうち、“しまなみの駅御島” を除く3カ所は、「株式会社しまなみ」 という同じ会社が経営しています。
“道の駅よしうみいきいき館” の絶景は、ここから見上げた “来島海峡大橋” の雄姿です。
来島海峡大橋は、しまなみ海道で最後の橋ですが、正確に言うと来島海峡第一大橋、来島海峡第二大橋、来島海峡第三大橋の総称です。
3つの長大橋梁により構成された世界初の三連吊り橋で、全長は4105mあります。
橋の途中に、インターチェンジのような円を描いた道路があります。
しまなみ海道には “サイクリング専用道路” が併設されているのが特徴なのですが、島と島を結ぶ橋の上では、場所によって自動車道と並行して走るもの、自動車道と自転車や歩行者道が2段階構造になっているものなど様々です。
ここ来島海峡大橋では、中央に西瀬戸自動車道が走り、北側に自動車歩行者道、南側にバイク道が併設されています。
従って、このインターチェンジのようなものは自転車やバイクの入口です。
この自転車に乗っているのは愛媛県のキャラクター “みきゃん” 君ですが、このしまなみ海道は “サイクリストの聖地” と言われています。
数年前に ”ガイアの夜明け” というテレビ番組でも紹介されていましたが、この瀬戸内海を島伝いに走り抜ける、雄大なサイクリングロードを求めて、台湾など海外からもサイクリストが大勢集まります。
この道の駅には、絶景以外にもいくつかの特徴があります。
まずその一つ目がこれです。
ここ “来島海峡” は、以前紹介した大鳴門橋の下の “鳴門海峡” それに下関と門司の間の “関門海峡” と並んで、「日本三大急潮」 のひとつとして知られています。
この道の駅からその “急流観潮船” が運行しており、以前のテレビ番組では、道の駅の駅長さんご自身が観潮船を操縦なさっていました。
そしてもう一つの特徴がこちらです。
“海鮮七輪バーベキュー” です。(*^▽^*)
道の駅にある大きな水槽から魚や貝などの魚介類を買い、この小屋に設置された七輪でバーベキューを楽しむのです。
七輪はご覧のようにまとめて火をつけています。
この仕事は随分と熱いだろうと思います。
最後に、しまなみ海道沿いにあるあと2か所の道の駅をちょっとだけ紹介しましょう。
この写真は “道の駅伯方S・Cパーク” で、道の駅の目の前に海水浴場があります。
その先に見えているのは、しまなみ海道の7つの橋のひとつ、“伯方・大島大橋” です。
次は、“多々羅しまなみ公園” の道の駅です。
ここから見えるのは、“多々羅大橋” です。
サイクリストの人たちもたくさんおられますね!
今回は “よしうみいきいき館” を代表として紹介しましたが、このしまなみ海道沿いのそれぞれの道の駅、そしてそのあいだを走り抜ける道路のすべてが絶景に恵まれていると思います。