今回より近畿エリアに入って
道の駅くしもと橋杭岩 を紹介します。
和歌山県東牟婁郡串本町
☆A:道の駅自体が絶景の中にある
B:道の駅から歩いて絶景に出会える
C:道の駅の近郊で絶景に出会える
■絶景キーワード
橋杭岩、奇岩・怪石、国の名勝・天然記念物、本州最南端、吉野熊野国立公園
■この道の駅の魅力について
ここ “和歌山県串本町” は、本州最南端の町です。
黒潮の影響で年間の平均気温が17℃と暖かく、全国有数の漁業の町でもあります。
“潮岬” が有名ですが、もう一つのスポットとして、この “橋杭岩(はしぐいいわ)” があります。
これが道の駅の建物ですが、目指す “橋杭岩” は、その目の前です。
『和歌山県朝日夕陽百選』 というモニュメントが建っています。
それだけでなく、『国の名勝・天然記念物』 でもあるのです。
道の駅自体の紹介は省きますが、まずはその橋杭岩をご覧頂きたいと思います。
ご覧のように、海側に向かって約850mの距離に大小40余りの岩柱がほぼ一直線に並んでいます。
ちょうど橋桁を並べたように見えるので、この名前がついています。
そのむかし、弘法大師と天の邪鬼が賭けをして、一夜で作り上げたという伝説が残っています。
でも実際には、地中から上昇したマグマが泥岩層に混ざりこみ、その柔らかい部分が波によって浸食され、岩の固い部分だけが残ってできたものです。
ここは、ご覧のようにそばまで歩いて行けますから、なかなかの迫力です。
周辺に散在している岩は、橋杭岩の壊れた破片なのだそうです。
この時間、夕方でしたので夕陽があたってなかなか綺麗です。
さて、この日はこの串本町の高台にある “串本ロイヤルホテル” に宿泊しました。
到着した時には夜なので気が付かなかったのですが、翌朝目覚めると、窓から直接この橋杭岩を見下ろすことができました。
これはまだ夜明け前で、空が次第に赤みを帯びてきました。
シルエットになった橋杭岩は、昨日とはまた別の美しさがあります。
そして正面に見える島から、太陽が顔を出しました。
すると、橋杭岩に朝日が当たり、また別の表情を見せてくれます。
前日の夕陽と、今朝の朝日の両方を楽しむことができ、とてもラッキーだったと思います。