今回は道の駅自体がきれいな風景の中にある
道の駅南アルプスむら長谷 をご案内します。
■所在地&MAP
長野県伊那市長谷
■絶景区分
☆A:道の駅自体が絶景の中にある
B:道の駅から歩いて絶景に出会える
C:道の駅の近郊で絶景に出会える
■絶景キーワード
南アルプス山麓の村、自然の中でくつろぐ、山里、芝生広場、
■この道の駅の魅力について
“南アルプスむら” という名前の通り、ここは南アルプスの玄関口にあたる場所にあります。
南アルプス自体はこの道の駅からは見えないのですが、周囲の環境の美しさからここを 「絶景道の駅」 の一つに選びました。
南アルプス山脈の稜線にほぼ沿って県境があり、西側が長野県、東側が山梨県です。
“南アルプス市” という地名がありますが、これは東側の山梨県であり、この道の駅は南アルプスの西側に位置する “長野県伊那市長谷(はせ)” にあります。
南アルプスは正確には長野、山梨、静岡の3県にまたがっており、3000m級の山が13峰、2500m以上の山は36峰もあります。
ここ、旧長谷村は、南アルプスの開拓に大きく貢献した 「竹沢長衛」 が生まれ育った場所であり、現在も毎年7月には彼を偲んで 「長衛祭」 が開催されます。
私がこの道の駅を気に入った理由は、その環境の美しさです。
洒落た建物群が立ち並び、それに囲まれたように広い芝生広場があります。
その広場では椅子に腰を下ろし、家族でくつろぐ姿があります。
南アルプスの急峻な山々は直接見えないけど、なだらかな山に囲まれ、なぜかほっとするのです。
この看板にあるように、ここには土産店や直売所、レストランなどがありますが、特にパン屋さんが評判で、人気のミニクロワッサンはすぐに売り切れるのだそうです。
この道の駅は現在、小型無人機 「ドローン」 や車両自動運転の実証実験基地になっています。
伊那市では、ここをマウンテンバイクツアー基地として整備するなどで更に集客を増やすべく、昨年から2021年度までの5か年計画で、1億1800万円をかけて再整備する予定です。
私のお気に入りのこの道の駅、更に魅力を増すだろうと期待します。
ところで、ここからは直接南アルプスを見ることはできませんでしたが、南アルプスや中央アルプスが見える道の駅は他にあります。
ざっくりとした位置関係はこの地図のとおりですが、ここから近い “花の里いいじま” は、南アルプスと中央アルプスの両方を見れる道の駅として知られています。
あんまり鮮明な写真ではありませんが、道の駅の背後にあるのが中央アルプスです。
こちらが反対方角の “南アルプス” ですが、この日は曇っていて綺麗には見えませんでした。
もう一つ、中央アルプスが見える道の駅があり、これはその西側にある “日義 木曽駒高原” です。
この道の駅の背後に見えるのが、中央アルプスの “木曽駒ケ岳” です。
雪をかぶった山々が背後に見えるだけで、道の駅の魅力は大きくアップするものだと思います。