絶景道の駅50選③:おだいどう | 全国の“道の駅”完全制覇の夢!

全国の“道の駅”完全制覇の夢!

全国の道の駅巡りをしています。
2006年12月に旅をスタートし、7年半を費やして一応全国制覇を達成しました。

でも、その後に新しい道の駅が次々に誕生し、全国1209カ所に達しています。
私が走破したのはその内の1197カ所ですから、まだまだ旅は続きます。

次は道の駅から少し移動して絶景に出会います。

道の駅おだいどう が、その出発点です。

 

 

 

■所在地&MAP
北海道野付郡別海町
 

■絶景区分
☆A:道の駅自体が絶景の中にある
  B:道の駅から歩いて絶景に出会える
☆C:道の駅の近郊で絶景に出会える
 
■絶景キーワード
 北方領土、四角い太陽、野付半島、トドワラ原野
 
■この道の駅の魅力について
 
道の駅おだいどうは、地図でもお分かりのように知床半島と根室半島の中間地点にあり、北方領土の国後島に対峙した位置にあります。
 
 
道の駅自体はご覧のように小さくてこじんまりしていますが、「別海北方展望塔」 と書かれているのがお分かりでしょうか?
 
ここは北方領土をテーマとした道の駅で、別海町は北方四島に現在暮らすロシア人たちとの 〝ビザなし交流” の拠点として、お互いに行き来しながら民間の交流を深めています。
 
ですから、こんなモニュメントもあります。
 
 
これは “叫び” と題されていて、老女が息子と孫を両脇に従えて、「島を返せ!」 とすさまじい迫力で叫んでいる姿を現しています。
 
ところで、この道の駅のある場所を “白鳥台” と呼び、冬から春にかけて数百羽の白鳥が飛来します。
 
 
そしてこの白鳥台は、あることで、多くのカメラマンが集まってくる場所でもあります。
それが、“四角い太陽” です。
 
 
これは、道の駅のパンフレットに掲載された写真をお借りしたものです。
気温が急激に下がる厳冬期に主に見られますが、空気の温度差で光が屈折しておこる、蜃気楼の一種なのだそうです。
 
四角い太陽が鑑賞できるフォトスポットは何カ所かありますが、その一つがこの白鳥台で、条件の整った冬場の早朝には、プロ、アマを問わず多くのカメラマンが集まってきます。
 
ところで、先ほどこの道の駅は北方領土をテーマにしているとお話ししましたが、ここから直接北方領土の島は見えません。
 
 
この写真の先に、野付湾を隔てて島影が見えるのですが、それは “野付半島” です。
位置関係を地図で確認してみましょう。
 
 
道の駅おだいどうから野付湾を隔てて野付半島があり、その先に国後島があるのがお分かりでしょう。
では次に、その野付半島に行ってみましょう。
 
 
野付半島はご覧の通り不思議な形をしていますが、これを “砂嘴(さし)” といいます。
 
嘴(くちばし)のように見えることからこの名前がついていますが、沿岸流により運ばれてきた漂砂が堆積して形成されており、それは今なお拡大し続けています。
 
道の駅からは30分もかからない距離ですが、途中半島の幅がわずか50mと細長く伸びた場所を走りますから、左右とも海で、まるで海中を走っているような不思議な感覚を覚えます。
 
野付半島は先端までは車で行けません。
途中に “ネイチャーセンター” という施設があり、ほとんどの方はそこに車を停めて、“トドワラ原野” を目指して歩きます。
 
 
小さく見えているのがネイチャーセンターの建物ですが、その横に “津波の避難所兼展望所” があり、そこからは北方領土の “国後島” がごく間近に見えます。
 
 
これが国後島の全景です。
ここからの距離は16kmです。
これは100ミリ程度の中望遠で写していますが、望遠を使うと岩肌までがはっきり見えます。
 
さて、目的の絶景である “トドワラ原野” へ向かいましょう。
 
 
最初はこのような細い道を、1.3kmほど進みます。
するとトドワラ原野の看板とちょっとした広場があり、その先は湿地帯なので “木道” が作られていて、それを更に300mほど歩きます。
 
 
 
 
 
この先の方で三叉路のように分かれていますが、右に進むとトドワラの展望台、左に海の上を進むと、桟橋に出て、船で対岸に渡ることができます。
 
 
 
 
ネイチャーセンターからほぼ30分程度でこの展望台に到着します。
 
“砂嘴” の地形は堆積と浸食を繰り返して形成されましたが、浸食は主に内海側で起こります。
かつて豊かなトドマツ林を形成していた土地が海水に浸食され、立ち枯れてしまったのがこの光景です。
 
これらは樹齢が90年から120年のトドマツであり、浸食は今も進んでいるのでやがてこの光景もなくなり、塩湿地植物群落に置き換わってゆくだろうといわれています。
 

ところで、この野付湾は水深が浅く、厳冬期には海自体が凍り付き、海面を歩くことができます。

そうすると何が起きるかというと、一面真っ白で遠近感がなくなります。

 

南米ボリビアの 〝ウユニ塩湖” が有名ですが、いわゆるトリック写真が撮れるのです。

 

厳冬期にこの地に来ることは九州に住む私にはなかなか難しいですが、四角い太陽、それに一面真っ白な野付湾といった、非日常的なものにいつかは出会ってみたい気がします。

 

 

どくしゃになってね…