北海道縦断5日目:噴き出す温泉の迫力!“しかべ間歇泉公園” | 全国の“道の駅”完全制覇の夢!

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全国の道の駅巡りをしています。
2006年12月に旅をスタートし、7年半を費やして一応全国制覇を達成しました。

でも、その後に新しい道の駅が次々に誕生し、全国1221カ所に達しています。
私が走破したのはその内の1204カ所ですから、まだまだ旅は続きます。

5日目、最終日になりました。

道の駅しかべ間歇泉公園(かんけつせんこうえん) が最初の目的地です。

 

 

 

 

 

宿泊したニセコのホテルからは、途中高速を走るとはいえ160kmの距離があります。

朝8時20分に出発して到着は10時50分、2時間半かかりました。

 

この日はこのあと、北海道新幹線の停まる木古内の新しい道の駅へ行き、次に函館まで引き返して函館空港から帰路につきます。

新しい道の駅をわずか2か所なのですが、結構な距離を走ります。

 

 

 

 

 

 

この日は日曜日ということもあるのでしょうが、今回の旅で初めて駐車場に入るのに並びました。

 

海辺側の駐車場はとっくに満車で、道の駅横の脇道から入った整地されていない臨時駐車場のような場所の一番奥に、ようやくスペースを見つけて停めることができました。

 

 

 

 

 

道の駅の周囲にはいくつかの建物があるのですが、まずはメインの物産館に入ろうと玄関に行ってみると、ご覧のように人が並んでいて中に入れないのです!

 

押し合い圧し合いしてようやく店内に入り、店員さんに事情を聞いてみると、なんでもこの日はイベントがあっていて、この行列は鮮魚売り場でのマグロの特売に並んでいたのでした。

 

 

 

 

 

 

鮮魚売り場の混雑もようやく解消し、スタンプも押して、この道の駅の一番肝心なものを探します。

道の駅の名前にもなっている、“間歇泉” があるはずなのです。

 

店舗の裏口に、“間歇泉入り口” の標識がありました。

知らなかったのですが、この間歇泉を見学するのは有料なのです。

 

 

 

 

これが、道の駅のパンフレット、兼 間歇泉公園の入場券なのです。

一番下に、大人300円と書いてありますね。

 

一人300円を払って裏口から外に出てみました。

 

 

 

 

建物が2棟くらい建っていて、結構大勢の人がいます。

その一角にあったのが、次の写真です。

 

 

 

 

これがその、間歇泉が噴き出す場所のようです。

 

“間歇泉(かんけつせん)” というのは、周期的に地面から噴き出す温泉のことで、日本には大分県の別府温泉や静岡県の熱海温泉など10カ所以上あります。

世界的に有名なのは、アメリカ、イエローストーンの間歇泉などです。

 

ここ鹿部町の間歇泉は、大正13年に温泉を掘っているときに偶然発見されました。

約12分ごと、という比較的短い周期でここは温泉が噴出します。

 

見学用のベンチに座ってしばらく待っていると、まず湯けむりが上がり始め、数秒後に突然お湯が噴き出してきました。

 

 

 

 

これが温泉が噴き出した最初の段階です。

お湯の先に、鉄製の丸いお椀を伏せたようなものが取り付けてあります。

 

この温泉、そのままだと高さは15mに達し、一度に噴き上がる量は500リットルほどです。

100℃の高温で危ないので、この “覆い” があるのだろうと思います。

 

 

 

 

 

お湯は激しい勢いでこの覆いにぶつかってゆきます。

目の前で見ると、これは実に迫力があります。

 

噴出が収まったあとの、噴出口の写真をお見せしましょう。

 

 

 

 

この大きな管から噴き出していたのですね!

間歇泉のしくみがパンフレットに描かれていたので、紹介しておきます。

 

 

 

 

この間歇泉広場には2つの建物があると先ほど書きましたが、その一つはトイレなどのある休憩スペースであり、もう一つが次の写真の建物です。

 

 

 

 

これは “足湯” です。

 

先ほど噴き出した間歇泉の100℃のお湯を、一旦タンクで冷やし、この足湯に流しているのです。

血行を良くして自律神経を安定させ、リラックス効果や疲労回復の効果があります。

 

さて、話を元に戻しますが、この “間歇泉公園” 自体は、1999年(平成11年)に誕生しました。

それをリニューアルし、昨年(2016年)3月に道の駅として再出発したものです。

 

全体の配置は次のようになっています。

 

 

(鹿部町パンフレットより案内MAP画像借用)

 

この案内図の上側が海で、“噴火湾”“太平洋” に面しています。

 

右半分が先ほど紹介した、間歇泉の有料スペースです。

この有料スペースには間歇泉を囲んで “展望の館” があり、高い位置から周りを見渡せます。

 

 

 

 

 

これが先ほどの足湯と、その前にあるのが間歇泉見学用のベンチです。

 

 

 

 

 

これは上から見た海側の駐車場です。

中央に、モニュメントが見えます。

 

 

 

 

これは鹿部町にゆかりのある作詞家 「星野哲郎」 氏の作品 “北斗船” の記念歌碑です。

作曲は船村徹氏、歌ったのは鳥羽一郎氏ですね。

 

この “眺望の館” の1階部分は “洞窟の道” といい、噴き上げる間歇泉を、ガラス越しに目の前で見ることができます。

先ほどの噴出口の写真はそこで撮ったものです。

 

他の施設をあといくつか紹介しておきましょう。

 

 

 

 

物産館の右隣のこちらは、“体験・研修棟” といい、地元のおかあさんなどによる、「浜のかあさん地元料理体験」 などが行われます。

 

 

 

 

敷地の真ん中にある簡易型の2つの建物、左側が “バーベキュー処” 右側が “温泉蒸し処” です。

バーベキュー処では、物産館で専用の食材を買い、ここでバーベキューを楽しむことができます。

 

 

 

 

 

こちらが温泉蒸し処で、こちらも物産館で買った食材を自分で調理して食べることができます。

それにしてもこの蒸気、間歇泉に劣らず、こちらも迫力がありますね!

 

さて、ここには45分ほど滞在して次に向かいます。

いよいよ次回が最終回です。

 

 

 

 

どくしゃになってね…