次は140kmの距離を一気に走って
道の駅あかいがわ にやってきました。
運河で有名な小樽の一つ手前 “朝里IC” まで高速を走り、そこを下りてからも更に32kmの一般道を辿って奈井江の道の駅からは2時間5分を要しました。
この道の駅がオープンしたのは2015年4月ですから、2年を過ぎてようやくやってきました。
ここは “余市郡赤井川村” ですが、その地形には大きな特徴があります。
“カルデラ盆地” といって、昔の噴火口のあとに村が作られているのです。
この地形、Google の航空写真で見てみるとよくわかります。
道の駅自体はこの写真の右下にありますが、赤井川村役場などのある村の中心地は完全な山に囲まれた盆地の中にありますね!
遥か昔、大爆発でできた噴火口に水が溜まり、洞爺湖のような大きな湖があったのですが、羊蹄山の噴火に伴う大地震などでカルデラの一部が崩れ、流れ出た水が山を削ってできたのがカルデラ盆地です。
死火山とはいえ、噴火口に人が住む、日本で唯一の村なのだそうです。
盆地特有の内陸型気候ですから、冬場の積雪は市街地で170cmにもなる豪雪地帯です。
更に、秋の良く晴れた日の朝には、雲海が盆地内を覆い、“雲の湖” を見られることがあります。
(赤井川村パンフレットより画像借用)
そして赤井川村で一番有名な施設は、“キロロリゾート” です。
その雪質の良さは “世界屈指のパウダースノー” といわれ、『キロロスノーワールド』 として1991年(平成3年)にオープンしました。
冬場に限らず、夏季にはゴルフ、テニス、それにバンジートランポリン、湖面で楽しむファンカヤック、水中を進むユーロバブルなどのアクティビティを楽しめる、総合リゾート施設として人気があります。
(赤井川村パンフレットより画像借用)
赤井川村はかつて、キロロリゾートを除くと村にある小売店はコンビニが1軒だけしかなく、地域振興券が配られた際に、「地域振興券が使えない村」 としてマスコミに取り上げられたことがあります。
今はそうではないでしょうが、こんな立派な道の駅もできて、便利になったろうと思います。
道の駅の裏側に出口があったので出てみると、そこは美しい公園になっていました。
“美しい村” の一端を見せて貰った気がしました。
さて、4日目の道の駅巡りはこれで終わりました。
今夜の宿は、ニセコ地域にある、“ニセコノーザンリゾート・アンヌプリ” というホテルです。
道の駅からの距離は47km、50分ほどかかりました。
ここは以前は “JALニセコアンヌプリ” という名前で、数十年前に泊まったことがありますが、当時の面影はあまり残っておらず、すっかり変わっていました。
翌日朝の、部屋の窓からの写真です。
駐車場の向こう側に、バルーンが見えますでしょうか?
お天気があまり良くなくてこんな日に気球に乗っても、と思っていたらすぐに引っ込んでしまいました。
多分、中止になったのでしょうね!
さて、次はいよいよ最終日で、2か所だけ新しい道の駅を回ります。
※4日目に走ったルート(google mapの自動記録)