次は25分ほどで
道の駅うたしないチロルの湯 へやってきました。
“歌志内市” もかつては石炭産業で栄え、最盛期には4万6千人ほどの人口がありましたが、現在は3500人程に激減しています。
この数で “市” なのかな?と不思議に思っていたら、やはりこの歌志内市が 『日本で一番人口の少ない市』 なのだそうです。
地理的には四方を山に囲まれた内陸型であり、冬場の年間平均降雪量は約10mにも達します。
いつも掲載している道の駅の標識は2km手前に一つだけあったのですが撮り漏らし、道の駅周辺には何もなかったのでこの看板で代用です。
道の駅は道道114号に面した広い駐車場の奥にあります。
正面が道の駅の本体ですが、その左手奥にも大きな建物があります。
道の駅より一段高い場所に建っているこの建物は、日帰り入浴施設です。
全体の配置を見てみましょう。
ご覧のように、道の駅は “アリーナ・チロル” という屋内スポーツ施設、“チロルの湯” という入浴施設、そして道の駅本体である “チロルショップ” で構成されています。
これらの写真をご覧になってお気づきかと思いますが、どれも “スイスの山小屋風” の建物です。
歌志内市も “観光産業” への脱却を目指してきましたが、かもい岳山麓 を観光開発する際、この地形や環境がスイスに似ていることから、『トレーニングキャンプ歌志内スイスランド計画』 を策定しました。
これにより、センターハウスに “スイス風建築デザイン” を取り入れたことを手始めに、市内の公共施設、公営住宅、老人福祉施設までをスイス風デザインに統一してきました。
この道の駅の名前、“チロルの湯” もそのことに由来しています。
では、道の駅の本体にあたるチロルショップに入ってみましょう。
玄関を入ると中央には休憩所兼情報コーナーがあります。
そして向かって左側が “レストラン” です。
今気が付いたんだけど、“ステーキ丼 990円” というポスターがありますね!
食べればよかったな~!
そして正面に向かって右側、レストランの反対側が土産物ショップです。
このお店で特に目立つのが、この “お漬物” のコーナーです。
実は先ほど玄関を入る時に、こんな看板がありました。
『漬物処チロル』 って書いてありますね!
漬物は歌志内の特産品のひとつです。
地元のおばあちゃん達が厳選した素材を活かし、保存料や着色料を一切使わず、昔ながらの製法による懐かしい味です。
8年前に来た時も買って帰って美味しかったので、それがここに立ち寄った理由のひとつです。
この店で嬉しいのは、この “試食コーナー” の充実です。
常時30種類ほどの漬物が並んでいますが、こんなコーナーがいくつかあって全部試食できます。
そして気に入った味の漬物を買うことができるのです。
漬物に目がない私は、この日もたくさんの漬物を買い込んで帰りました。