2日目の早朝4時半にホテルを出発し、再び
美幌峠 を目指しました。
(弟子屈町パンフレットより画像借用)
宿泊しているホテルのある 〝弟子屈町(てしかがちょう)” は、雲海が望めることで有名です。
このパンフレットにも書いてあるように、その場所は 〝津別峠” 〝美幌峠” 〝藻琴峠” の3カ所です。
ホテルのフロントには、翌日の日の出の時間が表示されており、この日は5時15分となっています。
私たちは朝4時に目を覚ましましたが、外はまだ真っ暗だったので、空が白み始めた4時半にホテルを出発しました。
ホテルの窓からは屈斜路湖がすべて見渡せ、対岸の山の上からうっすらと明るくなり始めています。
雲海は気象条件があるので無理としても、少なくとも朝日の出、つまりご来光は望めるだろうと期待しました。
ホテルを出発してしばらく屈斜路湖に沿って走ったあと、つづら道を山手に向かって上って行きます。
標高が上がるに従って霧が出始めたかと思うと、まもなくその霧は更に深くなり、ヘッドライトを点けた対向車さえぼんやりとしか見えなくなりました。
通常なら15分で到着するはずの美幌峠に、徐行のような走り方で20~25分はかかったと思います。
道の駅の駐車場の入り口さえよく見えません。
昨日あれだけ天気の良かった美幌峠はご覧の通り!
一応車を下りて展望台の方へ行ってみたけど、私たちと同じようにカメラを片手にがっかりしてたたずんでいる人たちが何人かいます。
ここは標高が525mです。
津別峠が974mですから、もし通行止めになっていなければ、見事な雲海が見れたかもしれません。
私たちは正に、その雲海のど真ん中に入り込んでしまった訳です。(ノ◇≦。)
駐車場には、10台以上の車やバイクがいましたが、諦めて三々五々に下りてゆきます。
私たちも15分程粘ったあと、戻ることにしました。
標高が下がると霧は嘘のように消えてゆきます。
途中、小さな駐車スペースがあったので、そこから少し歩いて、樹の間からの屈斜路湖を撮影しました。
見事な夜明けがそこにありました。
私たちが湖面にカメラを向けていると、先ほど駐車場で出会ったバイクや車が停まり、同じようにここからの景色を撮影してゆきます。
ホテルに戻り、昨夜散策したホテルの裏庭に出てみました。
結果的には、ここで日の出を待った方がはるかに良かったのかもしれません。
そして朝食です。
これがビュッフェスタイルのレストランです。
昨晩の夕食の時は気が付かなかったけど、全面ガラスの外はこんなにきれいなんです。
早朝に起きて一仕事してきたのでお腹がすきました。
しっかり食べて、今日一日の行動に備えます。
このホテル、私の評価としては10点満点の10点です。
食事や部屋が良かったこと、周辺のロケーションが素晴らしいことに加え、従業員の皆さんの 「お客さんに楽しんで頂こう」 という気配りが感じられます。
雲海やご来光は幻に終わったけど、十分に満足できるホテルでした。