次は日本海側を北上し
道の駅上ノ国もんじゅ(かみのくに) に向かいました。
松前を出ると、荒々しい日本海の海岸線が延々と続く快適なドライブコースとなり、このルートを “追分ソーランライン” といいます。
追分ソーランラインは主に国道228号、国道229号の小樽付近までの区間であり、229号の終点から先は、こんどは “日本海オロロンライン” が稚内まで延びています。
いずれも日本海に沿ったルートで、海は荒々しくて奇岩が多く、走っていてオッと思う絶景に出くわすことがたびたびあります。
ちなみに “追分ソーランライン” の名前は、“江差追分” と “ソーラン節” に由来します。
国道228号を走り案内に従って道の駅への側道を入ると、まず “多目的公園” があります。
道の駅自体はもっと下におりたところなのですが、この公園、すごく景色が良いので一旦ここに車を停めました。
この不思議な形のオブジェから歩道が続いており、その先に小さく見える建物が道の駅です。
勿論下にも広い駐車場があるので、ここは車で移動します。
道の駅自体も、なかなかユニークな建物です。
これは道の駅から先ほどの多目的公園を振り返った写真です。
そして、道の駅の裏側に回ると、そこもなかなかの絶景です。
先ほどの多目的公園にあったのと似たようなオブジェが立っていますが、これは “風の王” という名前なのだそうです。
実はこの道の駅、北海道ウォーカーという雑誌での、「絶景感動部門」 で “金賞” を受賞しています。
確かに、北海道で1~2を争う絶景の道の駅ではないかと思います。
さて、道の駅の中に入ってみましょう。
“上ノ国” というのはここの地名ですが、“もんじゅ” は、旧地名である 「文珠浜」 からとっています。
“文殊浜” の由来は、地元の漁師が漁に出て、船の上から前浜を眺めると、眼下の岩が 「文珠菩薩」 に似ていることなど、いくつかの説があるそうです。
1階にある物産販売コーナーは、平成21年6月にオープンしたとのことですから、6年前に来た時は無かったのだと思います。
広い、開放的な窓からの景色も抜群です。
1階はこの物産販売コーナーと情報コーナー、それに研修室、交流室などがあり、2階が “海のレストランもんじゅ” です。
このレストランのメニューである “てっくい(平目)天丼” が駅弁部門の銅賞に入っており、絶景とグルメの両方を兼ね備えた道の駅といえると思います。