それで、五位から七位まで一気に紹介することにしました。

第五位は、福岡県にある
道の駅豊前おこしかけ を選びました。

道の駅豊前おこしかけは、1,200平方メートルの広さがあるという “全天候型大屋根” が特徴です。
この大屋根の下は “多目的広場” になっていて、たくさんの露店が並んだり、神楽の公演があったり、音楽などのイベントが開催されたりします。

その大屋根の右隣にある、2つのドーム屋根をもった建造物が自慢のトイレです。

この不思議な形をしたトイレ、男女それぞれの屋根は “天然の光がはいるテント屋根” になっています。
元々は、平成3年に豊前青年会議所(JC)で 「日本一のトイレづくり運動」 に取り組み始めたのがきっかけです。
建設省(当時)の道の駅構想がスタートしたのがその翌年の平成4年です。
「日本一おもいやりのあるトイレ」 を作ろうという運動と、道の駅構想がやがて一緒になり、平成12年に “道の駅豊前おこしかけ” が誕生したのです。
「並びが渋滞しない誘導レーン」 「お年寄りでも大丈夫な、吊り輪付きトイレ」というのがここの自慢です。
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次の第6位は、福島県の
道の駅ひらた です。

道の駅ひらたは、“阿武隈高原” に位置し、“あぶくま高原道路” の “平田IC” そばにあります。

芝生の外庭を挟んで、右手が物産館、左奥にあるのが休憩室とトイレです。

こちらがそのトイレの入口です。
カラフルで洒落ていますね!
これが “日本一のトイレ” を目指す、この道の駅の自慢です。
スタッフ一同が、毎朝磨き上げるのだそうです。
訪れて気持ちが良いというトイレは、そこの従業員の方々の心配りと、毎日のたゆまぬ努力によって生まれているようです。
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さて、最後の第7位は山口県です。

道の駅北浦街道豊北 は、山口県下関市にあります。

この道の駅は、車で5分ほどのところにある “角島大橋” が有名です。
道の駅も同じ、響灘の海に面していますから、その裏手には海岸を眺める “展望テラス” があります。


海岸線には漁港があり、その先には響灘に浮かぶ角島や壁島などのパノラマが広がります。
そしてこの道の駅のトイレですが、こちらです。

これは洗面台ですが、男性の小便器の方もこれと同じで正面が全面ガラス張りになっています。
日本庭園で言う “借景” みたいなもので、大海原の美しい景観を楽しみながら用が足せます。
普通なら殺風景なはずのトイレも、色々な工夫や気配りがあると楽しい場所に変わります。
私が見て来た中での “自慢のトイレ” ランキングはひとまずこれで終わりますが、次回 “番外編” を紹介してこのシリーズの最後と致します。
■訪問レポート -------------------------------------------------------
2012-01-07 国東半島方面の旅:全天候型大屋根!“豊前おこしかけ”
2012-09-27 福島・宮城の旅:しばざくらの里!“ひらた”
2012-04-28 角島近くにできた道の駅!“北浦街道 豊北”
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