全国を回っていると、時々とんでもない道に遭遇することがあります。
■基本はナビ任せ!
全国の全く知らない地域を回るわけですから、現地では基本的にはナビ任せになります。
昔のようにナビが無い時代なら、おそらく道を間違えて右往左往というのを頻繁にやっているでしょうから、考えてみれば有り難いことです。
でも、ナビは最短距離を案内しますから、時にはとんでもない道に入り込むことがあります。
■過去最大の難所は島根県の県道296号!
今までにいろんな “とんでもない道路” を走りましたが、私の記憶で最も苦労したのは島根県の県道296号だろうと思います。
これは、島根県の “道の駅グリーンロード大和” から、“道の駅インフォメーションセンターかわもと” へ行くルートの途中です。
グリーンロード大和の人に安全なルートを聞いていたのですが、ナビの誘導で少し早く左折をしてしまったのです。
おかしいと気がついた時は手遅れで、離合もUターンもできない山道に入り込んでしまい、落ち葉の降り積もった薄暗い山中でヘアピンカーブが一度でハンドルを切れないし、渡れるのかな?と思うような小さな橋を渡ったりしました。
※その時の記事 → 島根の旅:魔の県道296号線
■国道だからと安心はできない!
先程の例は県道でしたが、国道なら安心かというと全く違います。
国道を “酷道” と書いたりしますが、これが本当に国道か?と驚く道に全国たくさん遭遇しました。
地域別に言うと四国や紀伊半島が最も厳しかった気がします。
和歌山県では、まず “道の駅おくとろ” に通じる国道169号があり、“白崎海洋公園” への道も難関でした。
※その時の記事 → 和歌山の旅:二度と通りたくない!“おくとろ”
※その時の記事 → 和歌山の旅:白い岬!“白崎海洋公園”
四国には、全国の “酷道マニア” があこがれる2つの国道があります。
“国道439号(よさく)” と “国道193号(いくさ)” がそれですが、道の駅巡りをするルートでは、直接それに入り込むことは少ないのでそれほど心配はないと思います。
そうしてみるとこれほど文明の進んだ日本の道路も、まだまだ整備が遅れていることに驚きます。
■日本の三大酷道とは?
“日本の三大酷道” という名誉ある称号を得ているは以下の3か所です。
その1:国道439号(よさく)
四国の徳島市から高知県の四万十市までの全長342kmの国道。
その2:国道425号(死にGo!)
三重県尾鷲市から和歌山県御坊市までの194kmの国道。
その3:国道418号(キングオブ酷道)
福井県大野市から岐阜県を経由して長野県飯田市までの全長243kmの国道。
マニア以外の方は間違って入り込まないようにした方が無難だと思います。
■走り易さマップという便利なツール!
離合不可能な厳しい道路というのは、前もって知っていれば心構えもできます。
突然遭遇すると冷汗ものです。
この走り易さを表す地図が “走り易さマップ” といって、国土交通省の各地方整備局が作成しています。
これは、それぞれのWEBサイトで見ることができます。
例:クリック → 九州地方整備局の走り易さマップ
WEB上でもほぼ全国が網羅されいますが、私は本屋さんで見つけてこれを買いました。
これはそれぞれの道路の走り易さを、AランクからDランクまで分けて、ラインの色や形で表示しているものです。
走った後でこの地図を見て、やっぱりDランクだったか、と納得することもしばしばです。
ちなみに日本で最も走り易いのは北海道だと思います。
ほとんど “怖い道路” に遭遇したことがありません。
しかも、地平線まで続くかと思えるほどの直線道路にしばしば出会って感動します。
でも、雪の降り積もった冬場は私のような南国育ちには運転ができないでしょうね!
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