今回 “摩周湖” だけは是非行きたかったので、珍しく道の駅以外でルートに組み込みました。
といっても、国道を少し迂回するだけで立ち寄れます。
摩周温泉の観光案内所の女性に教えられたとおり、道道52号線を進むとぐんぐん高度を上げてゆきます。
道路はきれいで、10数分程度で “第一展望台” の駐車場に到着!
駐車料金410円を徴収されました。
摩周湖には、“第一展望台” “第三展望台” そして “裏摩周展望台” と3つの展望台があります。
この第一展望台にはレストハウスもあり、もっとも整備されています。
ところで、“第一展望台” “第三展望台” 、どうして第二展望台が無いか不思議ですね!
実はかつては第一と第三の間にあったそうですが、足場が悪くて整備もしなかったのでほとんど行く人も無く、現在は “幻の第二展望台” と言われているそうです。
まずレストハウスに入り、その裏口を出ると、見事な “摩周湖” に出会えました。
そしてこのレストハウスの屋上から、ずっと展望台が続いています。
そのどこからも、見事な湖面が一望できます。
この湖面の碧さ、これこそ摩周湖です。
そしてこの晴れ渡った空をご覧下さい。
摩周湖は “霧の摩周湖” といわれるように、濃霧に覆われることが多いですね。
統計によると、観光シーズンの5月から10月の半年間で摩周湖が一日中見える日は100日、時々見える日は50日、全く見えない日は25日ほどなのだそうです。
道の駅の同志の一人 “俺さん”
曰く、霧の摩周湖 VS 晴れ男 の対決!
“晴れ男” が勝ちました! ヘ(゚∀゚*)ノ
でも・・・・・・
摩周湖の霧にまつわる噂があるそうで・・・・・
■カップルで摩周湖を訪れ、霧で湖面が見えなければ関係が長もちする。
■未婚者が霧のかからない摩周湖を見ると婚期が遅れる。
■お金持ちが摩周湖を訪れると霧に閉ざされ、貧乏人が訪れると晴れる。
そっか~! ボクは貧乏人だから晴れたのか・・・・!
湖面の向こう側に見える山、これは “摩周岳” と言います。
標高は857m、頂上はゴツゴツした溶岩の岩場になっているそうで、この第一展望台からは2時間半ほどで登ることができます。
ご覧のように湖の周りは300~400mの絶壁に囲まれていますが、その斜度は45度もあります。
そしてこの湖は、火山の噴火後に火口部が陥没してできた “カルデラ湖” です。
日本で最大のカルデラ湖は、先日ご紹介した “屈斜路湖” ですが、摩周湖は6番目の大きさになります。
摩周湖の最も大きな特色は、その “透明度” にあります。
最大透明度が 41.6m で、これは世界一です。
ちなみに第二位はシベリアのバイカル湖です。
そして、この摩周湖には川が1本も流れ込んでいないのですが、それでも常に水位が一定という、まさに “神秘” の湖なのです。
最後にもう一つ!
この写真、湖面の中央に小さな島が見えますね。
これを “カムイシュ島” と言います。
“カムイシュ” とはアイヌ語で “神となった老婆” を意味します。
これはある伝説に基づいて名付けられたものですが、それよりこの島、もっと驚くことがあります。
大きさは約110m×40mほどのごく小さいのですが、実はこの島は高さ約240mの火山の頂上部がちょっと見えているものなのです。
深さが200数十メートルもある湖ですから、当然この島もそれだけの高さがあることになりますね。
天気に恵まれた素晴らしい摩周湖でしたが、霧にうっすらと囲まれた神秘的な摩周湖も、一度見てみたい気もしますね!
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