松茸狩りに | 空と、風と、飛行機と。

空と、風と、飛行機と。

2013年から始めたハンドランチグライダー(HLG)。ヘタレ初心者なりの奮闘をつづります。

日曜日は鈴鹿田んぼで中部FF秋季大会、
通称まつたけ大会に参加しました。
例年の通り、ホテルで朝食後会場入り。
荷物をおろしてピットを作ります。
予報より少し風があるようですが、
皆さん、調整に余念がありません。

競技が始まると、ぱぱやんさんが
早々にMAXを重ねています。
私も1投目は信頼の1番機で、
ゆうゆうMAX。
さい先の良い出だしです。

2投目、いつものようにランチするのですが、
捻れたようなおかしな上昇から急降下。
電線に接触して墜落します。
何でかな?と首をかしげながら、
機体を拾い上げると、
右の翼に白い線が入っています。
以前に、木に激突して凹んだところを
修理してあったのですが、
隠れていたクラックが、
投げに耐えられずに顔を出したのか?
捻れ破壊の現象で、
コアのバルサが中まで割れています。
いずれにしろ1番機が戦線を離脱。
いきなり大ピンチです。

2番機候補はまだ調整が未了で、
競技に出せる信頼性がありません。
3番機、4番機を組み立てて、
どちらを飛ばそうか?
重いのですが、高さをとるなら3番機。
高さはそこそこですが、安定性なら4番機。

動揺していて守りに入ったのか、
3投目にチョイスしたのは4番機。
しかし、これが判断ミス。
風に正対してしまい、
うまく旋回できないまま、
ズブズブと高度を落としてしまい、58秒。

4投目は3番機に持ちかえてようやくMAX。
しかし、5投目はスパイラル。
6投目は下降気流に見舞われて、
続けざまに落としてしまい、
追い込まれていきます。

その頃、やまめさんと、
MGさんも絶不調。
やまめさんは機体を壊したり、
投げのバランスを崩したり、忙しそう。
踏み込んだ足を滑らせていたときは、
怪我していないかヒヤッとしました。
(かくいう私も、
畦道から転がり落ちそうになりましたが。)
MGさんは、機体をいたわり過ぎて、
フルランチ出来ていないそうです。
毎度、後半の追い上げは凄まじいのですが、
気流は前半の方が良かったようで、
残念ながらフライオフにはたどり着けず。
Y岡さんはわずか1秒落ち。
これは悔しい。

ぱぱやんさんは、あっさりと5投で5MAXとって、
映像製作に入っています。
ジャン・ターナーさんは、
AとBを5投ずつ交互に投げて、
両方ともしっかり記録を残しています。
お二人とも流石です。

私はその後も3番機で挑戦。
いつもより慎重に気流を読んで、
どうにか3つ続けてMAXゲット。
ヒヤヒヤもののフライオフ進出でした。

9投目でようやく5MAXになったあとは、
残り時間を目一杯使って、
Bを投げまくり。
苦手のBは、気流読みはそこそこに、
拾っては投げ、拾っては投げ。
それでも前半はサーマルが
時々手を差し伸べてくれました。
しかし、後半はいつもの実力通り。
前半のサーマルのおこぼれのお陰で、
なんと2位を頂きました。

さて、フライオフは、
ぱぱやんさんと、ジャン・ターナーさんと、
私の3人と相成りました。
風向きの関係で、
東よりに発航位置をとります。
ところが、風はどんどん弱くなり、
ほとんどサーマルの気配が感じられません。

焦れたのか、サーマルを諦めたのか、
ジャンさんが最初にランチ。
浮きの良い機体のはずですが、
やはりサーマルは全くなしで51秒。

タイムリミットの2分前に私がランチ。
結局、サーマルは、
助けに来てくれませんでした。
やや左に巻き込んだ機体は、
十分な高度が得られずに、53秒。
この3番機は胴体パイプが、
ウィンドラブ製のテーパード・ハードで、
重さの割りに剛性が不足しています。
力の入るフライオフで、
パイプが負けてしまったように思います。
この写真は、ぱぱやんさんから
勝手に拝借しました。m(_ _)m

優勝したのは最後に投げた、ぱぱやんさん。
全く気流の助けのないなかで、68秒。
高さと安定感は他を寄せ付けませんね。
いつか、ONYACANさんとの
ガチンコ勝負を見てみたい。
おめでとうございます!!

そんなこんななので、
一眼を持っていったにも関わらず、
ほとんど写真を撮る暇がありませんでした。
素晴らしい写真は、
ぱぱやんさんのYouTubeで。










帰りは渋滞もあり、
6時間半くらいの道程でした。

主宰者の皆様、参加者の皆様、
ありがとうございました。