虹が出た日の静かな夜 | 伊達と酔狂とRRJ!橋満克文(RRJグループ代表)

伊達と酔狂とRRJ!橋満克文(RRJグループ代表)

2004年に、株式会社アールアールジェイを起業して、サバイバルを続けてきました。
Still Run!まだ走る!まだ経営を続ける!
自分の経営者としての向き合い方について書かせていただいております。

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去年GWくらいから実家に泊まりで帰ってなくて、今日は久し振りに実家に泊ってます。

かぁちゃんの隣に座って、携帯を片手に真っ暗な部屋でなんかちょっぴりセンチになる。

サンボマスターの新木場のliveの録画放送が今日、衛星放送でやってたらしくて…あのliveを思い出しながら、母の寝息と共に自分が何か、無力。

ただ、そんな中で心の中にサンボマスターが居てくれてちょっと救われた。

自分が生きた、産まれた。

その全ての始まりは、かぁちゃん。

この人にはお世話になったなぁ…。

色んな事、思い出した。

眠ってたかぁちゃんが、急に咳を出して目覚めて、かすれた声で痛いと言った。

水を飲ませ、落ち着いてから、TVを付けたら、福山雅治の石巻liveが流れてた…。

かぁちゃんは福山好き。

声は出せないけど、嬉しそうに見てた。

人生で初めて…自分からかぁちゃんの手を握った。

福山のliveで、家族になろうよ、が流れてて。

ラブソングなのに、かぁちゃんを愛しく思った。

最後に道標と言う曲が流れた。

テロップに歌詞が流れてて。

私はこの手が好きです。
私を育て、去っていったと言う意味の歌詞が歌われ。

僕は、手を繋いでた自分を誉めてやった。

親父は毎日、この暮らしをして居て、僕は長らくまともに帰らなかったこと、それを知らなかった事を心で詫びた。

今日くらいは二階でゆっくり寝てくれと、僕が寝ずの番を引き受けた。

かぁちゃんは眠れないみたいだったので、DVD の探偵ナイトスクープを流した。

嬉しそうな顔をしてたので、これ観たかったん?と質問したら、動かなくなった首を少しだけ動かした。

今日、夕方、かぁちゃんが四ヶ月振りに車椅子に乗せられて外出した。

僕が来ているから、がんばっている姿を見せるつもりだったのだと思う。

かぁちゃんが外に出たら雨が止んで、空に虹が出た。

弟夫婦も親父と同様、仕事をしながら、子育てをし、この日常を生きてる。

自分にかみさんが居たら、少しは楽させてあげれたのかもしれない。

けれど、そうであれば、自分は今と同じことは出来なかったと思う…といつも言い訳ばかり。

ありがとう、そして兄貴として、情けない。

かぁちゃんに直接、俺は、腹探りカメラで日本一になったと、伝えた。

流れなくなった涙を流しながらかぁちゃんは、弟のかみさんの「かっくんは自慢の息子やな」と言う問い掛けに、やはり動かなくなった首を僅かに動かした。

自慢と言うならば言わせて貰うが、日本一なのは、耐え難い痛みに平然と立ち向かう、あなたの方です。

あなたのその根性を、命を僕は分けてもらい。

今の僕があるのです。

ありがとう。

大阪では、今日、虹が出た。

そんな日に、実家に帰れて良かった。