去年GWくらいから実家に泊まりで帰ってなくて、今日は久し振りに実家に泊ってます。
かぁちゃんの隣に座って、携帯を片手に真っ暗な部屋でなんかちょっぴりセンチになる。
サンボマスターの新木場のliveの録画放送が今日、衛星放送でやってたらしくて…あのliveを思い出しながら、母の寝息と共に自分が何か、無力。
ただ、そんな中で心の中にサンボマスターが居てくれてちょっと救われた。
自分が生きた、産まれた。
その全ての始まりは、かぁちゃん。
この人にはお世話になったなぁ…。
色んな事、思い出した。
眠ってたかぁちゃんが、急に咳を出して目覚めて、かすれた声で痛いと言った。
水を飲ませ、落ち着いてから、TVを付けたら、福山雅治の石巻liveが流れてた…。
かぁちゃんは福山好き。
声は出せないけど、嬉しそうに見てた。
人生で初めて…自分からかぁちゃんの手を握った。
福山のliveで、家族になろうよ、が流れてて。
ラブソングなのに、かぁちゃんを愛しく思った。
最後に道標と言う曲が流れた。
テロップに歌詞が流れてて。
私はこの手が好きです。
私を育て、去っていったと言う意味の歌詞が歌われ。
僕は、手を繋いでた自分を誉めてやった。
親父は毎日、この暮らしをして居て、僕は長らくまともに帰らなかったこと、それを知らなかった事を心で詫びた。
今日くらいは二階でゆっくり寝てくれと、僕が寝ずの番を引き受けた。
かぁちゃんは眠れないみたいだったので、DVD の探偵ナイトスクープを流した。
嬉しそうな顔をしてたので、これ観たかったん?と質問したら、動かなくなった首を少しだけ動かした。
今日、夕方、かぁちゃんが四ヶ月振りに車椅子に乗せられて外出した。
僕が来ているから、がんばっている姿を見せるつもりだったのだと思う。
かぁちゃんが外に出たら雨が止んで、空に虹が出た。
弟夫婦も親父と同様、仕事をしながら、子育てをし、この日常を生きてる。
自分にかみさんが居たら、少しは楽させてあげれたのかもしれない。
けれど、そうであれば、自分は今と同じことは出来なかったと思う…といつも言い訳ばかり。
ありがとう、そして兄貴として、情けない。
かぁちゃんに直接、俺は、腹探りカメラで日本一になったと、伝えた。
流れなくなった涙を流しながらかぁちゃんは、弟のかみさんの「かっくんは自慢の息子やな」と言う問い掛けに、やはり動かなくなった首を僅かに動かした。
自慢と言うならば言わせて貰うが、日本一なのは、耐え難い痛みに平然と立ち向かう、あなたの方です。
あなたのその根性を、命を僕は分けてもらい。
今の僕があるのです。
ありがとう。
大阪では、今日、虹が出た。
そんな日に、実家に帰れて良かった。