5月になりました。
あっという間にゴールデンウィークが明け、皮膚科の患者様は、虫刺され、顔の紫外線トラブルや、汗のトラブルが増えてきてます。
初夏ですね〜
さて、毎年、アトピー性皮膚炎の治療薬の新薬の登場にはここ数年凄まじいものがあります。
5月末にまた新しい新薬【イブグリース】注射薬が発売されます。
先日勉強会を開いていただきましたが、当院でも沢山のアトピー性皮膚炎の方に使って頂いているデュピクセントと近い効果が望めるようです。
違いはデュピクセントは2週間に1回の投与ですが、イブグリースは初めの1ヶ月は2週間ごとですが、状態が改善したら1ヶ月ごとの投与へ間隔を延ばすことも可能だとか。
注射間隔が空いてもお肌の状態には全く影響が出ないのか?
についてはまだ実際の治療現場できちんと経過を追っていく必要がありますが、副作用の少ない特効薬⁉️の選択肢が増えるのは患者様にとっても、治療者側にとっても大変ありがたいことです🙏
※尚、イブグリースは新薬のため、発売後1年間は自己注射ができません。従って、来年5月くらいまでは、クリニックでの投与となりますのでご了承くださいませ。
また、アレルギーの飲み薬だけでは引き切らない難治性の慢性蕁麻疹....これにもデュピクセント注射薬が使えます。
何種類も内服しても完全に落ち着かない慢性蕁麻疹の方が実際にいらっしゃいます。そのような方々は、ひどくなりそうな時には副腎皮質ホルモン剤(ステロイド)の飲み薬を飲んで対処するしかなかったわけです。
そのような方に自宅で簡単に自己注射ができるデュピクセントは一筋の光になるかも知れません。
難治性の慢性蕁麻疹の治療薬にはゾレアという注射薬もありますが、稀にアナフィラキシーなどアレルギー反応のリスクや、自己注射がややしづらいシリンジ型の注射器のため、月1回ゾレア使用が認可された救急対応ができる施設での投薬が必要になる、などの制約があります。
(当院はゾレアは認可施設ではありません)
デュピクセントは高額療養費制度が適応になる製剤ですので、慢性蕁麻疹で従来の治療では効果不十分でお困りの方は、是非ご相談くださいませ。
また、デュピクセントは、アトピー性皮膚炎に対しては、当院では現時点で小学生以上のお子様で投与を行っております。
蕁麻疹に対しては、12歳以上の方に使えます。
お子様も既に当院で数名注射による治療を行っており経過良好です✨塗り薬、飲み薬を一生懸命使ってもなかなか落ち着かないアトピー性皮膚炎のお子様、蕁麻疹の学生さんも、一度使用を検討してみると良いかもしれません。
最後に、、、
注射薬も新薬も大事ですが、1番大事なのはやっぱり塗り薬。
これは、本当に、いくらデュピクセントが特効薬であるとは言え、塗り薬をあまり塗ってくれてない方は、注射を打っていても、やっぱり、、、ガサガサで荒れています。
注射も塗り薬も、はじめ頑張って、良くなってきて、最終的に、数ヶ月後に、保湿剤だけで落ち着いている。という方はいますが、最初から塗らない、注射だけ打っときたい、の人は全然注射も効きません。
ですが、塗れば全然違います。
薬をべったりしっかり塗れる、という方でなければ、逆にお勧めできないくらいです。
それほど、もはや、非ステロイドの免疫調節薬である『コレクチム軟膏』『モイゼルト軟膏』なしでは、アトピー性皮膚炎の治療は難しい。。
と思ってしまうほど、今ではかけがえのない存在になりました。
当院が開院した2018年にはまだなかった外用薬です。
それまでは、プロトピック軟膏か、ステロイドか、という選択肢しかなかったわけで、それでなんとかかんとか重症のアトピー性皮膚炎の方の治療をやっていたわけですよ。
それが、一体どのように治療していたんだろう??と戸惑ってしまうくらい、これらの外用薬の登場でアトピー性皮膚炎の治療は変わりました。
何が違うかって、とにかく、毎日診療していて、アトピー性皮膚炎のかゆみや肌荒れが、多少の小波はあっても、落ち着いている方がとっても増えました
赤ちゃんから大人の方まで、きちんとこちらが指示した通りに塗ってくださる方は、毎度『落ち着いてますね✨良いですね✨』とお声がけできることが、本当にありがたく尊いです🥺
一部の方はきちんと塗ってくださっていてもなかなかうまくいかない方もいらっしゃいますが、それでも注射剤という、副作用の少ない次の選択肢はありますし、落ち着いている方でも、季節の変わり目や、急な環境の変化で少し悪化することは当然あるんですが、局所の塗り薬の追加で速やかに落ち着いてくれます。
当院では重症であったアトピー性皮膚炎の方にはADCTスコアというものをシートで自己評価していただき診察ごとにチェックしておりますが、多くの方が5点以下で推移されております。
本日も診療しながら、落ち着いて来られている患者様がたをみて、昔の苦労していた頃をふっ...と思い出し、アトピー性皮膚炎の治療もここまで進歩したか〜と感慨深く感じたのでした。
デュピクセント注射も、コレクチムやモイゼルト軟膏も、アトピー性皮膚炎の病態の本態である『バリア機能の低下』を改善し強化する薬。だから治療が理にかなってうまくいくんですね。
ということで、繰り返しになりますが、やはり塗り薬が何よりも基本で大切です!
原則として、塗り薬を最低数ヶ月きちんと指示した通りに使って頂き、それでもかゆみが落ち着かない方のみ、注射治療のご提案をさせて頂いております。(薬剤使用の適応もそのような形となっております。)
ステロイド外用剤を含むアトピー性皮膚炎の塗り薬治療が、不十分な方、また十分に経過を確認できていない患者様に対し、いきなり注射治療を導入することは行っておりませんので、ご了承くださいませ🙇♀️
引き続き、春のキャンペーンも継続中
5月末まで!終了間近です〜
ポテンツァマックームの処置を受けるなら今がお得ですよ〜
春のキャンペーンがもうすぐ終わります〜
① フォトRF照射
POTENZAマックーム:ハーフ 53570円43570円
フル 71500円61500円
トライビームトーニング+Genモード照射(フルフェイス)通常24750円が、
期間中何度でも20%OFF 19800円土曜日予約も可
【美容カウンセリングご予約不要・受付時間:平日(月〜金)9時〜11時/(月・火・水・金)14時〜16時まで】
カウンセリング料(施術・お悩み毎に)2750円税込
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