この記事の通り、去年はとても多いと感じました。
まだワクチン接種が始まったばかりの頃は、とにかく帯状疱疹の方が多くて、よくよく聞くと、皆様数日以内にワクチンを打ってらっしゃる。「おや?」と思いました。Dr.のコミュニティサイトで、検索をかけてみると、同じように帯状疱疹が多い!と思ってあるDr.が多く、ああやっぱり気のせいではなかったんだと思ったのを思い出します。
その頃書いた記事がこちら帯状疱疹が増えています。
皆様大体コロナワクチンを打って、2週間以内に発症している方が多かったので、どう考えてもこれまで関連があるんだろうなと思っていました。また当院に限った傾向で言えば、ワクチン接種後に起こった帯状疱疹の方は、すぐに治療を始めますが、殆どの方は軽症で済んでおりました。
そして遂先日、先月3月発行の日本皮膚科学会誌に、速報的報告が載ってました。
調査された患者数が8例と少ないので、もっとたくさんの患者さんの症例集積が必要ですが、速報的論文の内容を要約すると、発症はやや女性に多く、平均年齢66.5歳、37.5%が初回投与後、62.5%が2回接種後。
ワクチンを打ってから帯状疱疹発症までの日数は8.75日。これは、世界での報告と大きな差はないようです。
(海外の方が、初回接種後の発症者の割合が高かったですが)
ワクチン接種開始前と開始後の、同月で、帯状疱疹診断数を比較すると、帯状疱疹全体の数はやっぱり2倍近く増えていると。これはまだ一概にはコロナワクチンのせいとは言えませんが(そもそも子供の水疱瘡が減ると、高齢者の帯状疱疹が増える、という免疫理論上の傾向があり、ここ数年は既に増加が見られていた)海外の報告でも数倍上昇しているという報告が見られます。
こういった話をすると、『じゃあコロナのワクチンは打たない方がいいんじゃないですか』と言われる患者さんもいるんですが、そうではないです。
なぜなら、コロナワクチン打たなくたって、帯状疱疹を発症する人は発症します。80歳までの1/3は帯状疱疹にかかってしまうわけですから....
コロナワクチン接種後に運悪く帯状疱疹を発症してしまった場合、中には病気の勢いが強い(免疫状態がかなり低下している)方や、受診が遅れてしまい重い症状となる方もいらっしゃいますが、通常の帯状疱疹よりも軽症で済む方が、あくまでも当院の傾向にすぎませんが、多い印象です。
中年〜高齢の方に至っては、持病をお持ちの方も多いでしょうし、やはりコロナウイルス感染症の方が圧倒的に怖いと思います
ですので、やはりコロナワクチン、まだ2回目や3回目済んでいない方は、帯状疱疹を恐れずに済ませて頂き、そして、何よりこの機会に、帯状疱疹のワクチンまで済ませてしまいましょう
帯状疱疹の予防にワクチン接種が始まったのは、今から20年ほど前ですが、当時からしばらくの間、日本では生水痘ワクチンしかありませんでした。
ですので、妊婦さんや免疫抑制治療中の方、がん治療中など免疫抑制状態の方には接種できず、また発症予防効果も50-60%程度と限定的で、後遺症予防としての効果を期待するのが精一杯でした。
ですが、今は不活化ワクチン【シングリックス】があります不活化ワクチンは2回打ちますが、予防効果は90%以上に達する大変強力なワクチンです。
不活化ワクチンなので、妊婦さんも免疫状態の悪い方、がん治療中の方もOK
特にこういった、免疫抑制状態の方ほど帯状疱疹にかかると重症化して神経痛の後遺症につながります。
ですので、是非おすすめしたいワクチンです。
気になる副反応は、発熱や倦怠感、頭痛、腕の痛みなどですが、当院でも既にたくさんの患者様が接種を受けておりますが、コロナワクチンの副反応に比べたら遥かに軽く、インフルエンザの予防接種に近いです。
当院では、接種の際に、解熱鎮痛剤も一緒にお渡ししておりますが、皆様殆ど使われずに済んでらっしゃいます。
コロナワクチンとの接種間隔ですが、実は同時接種でも実質は構わないようです。
が、コロナワクチンのような新しいワクチンはまだ副反応を調査中の段階ですので、同時接種ですと副反応の区別をつけにくい、ということで、約2週間空けるのが推奨とされております。
4回目がどう、とかいう話も出ているコロナワクチン。
是非その前に、あるいは3回目接種の前に、帯状疱疹ワクチンもご検討くださいませ
対象年齢は50歳以上
接種すべきか迷われている方、生ワクチンと不活化ワクチンとどちらにするか迷われている方、etc. 診察だけ、説明だけでも構いませんので、一度お越しくださいませお待ちしております
カウンセリング料(施術・お悩み毎に)2750円税込
当院では、当面ご来院いただく全ての患者様へ、検温と、2週間以内のヘルスチェック・県外との往来歴の確認を行っております。
下記に該当する患者様は、急を要する皮膚症状以外は、なるべく、下記の該当期間がすぎてからの受診にご協力いただけますよう、どうぞ宜しくお願いいたします。
● 発熱(37.5度以上)や風邪症状があった方は発症後10日以上、かつ症状が消失して3日以上経過してから
● 海外渡航歴のある方は帰国後3週間を経過してから
● コロナウイルス 感染が疑われる方・または濃厚接触者として経過観察中に当たる方は観察期間終了後
その他、感染拡大防止対策として
● 待合室では手指消毒・マスク着用の上お待ちくださいませ。(マスクは着用必須とさせて頂いております。お忘れの方は55円税込 でお渡し可能ですがなるべくお忘れのないようご持参くださいませ。)
● できるだけWEB順番受付をご利用ください。(待合室混雑回避のため)お車でこられた場合はクリニック裏の駐車場(無料4台)でお待ちいただくことも可能です。ご希望の方は受付時にお申し出ください。
●付き添いの方・保護者の方の待合室・診察室への入室は、やむを得ない事情を除き1名まででお願い致します。
【美容カウンセリングご予約不要・受付時間:平日(月〜金)9時〜11時/(月・火・水・金)14時〜16時まで】
カウンセリング料(お悩み別に)2750円税込
診療スケジュール変更・休診のお知らせ
◉ 2022年3・4月
・4月8日(金曜) 午前: 院長不在のため代診(女性医師)
午後は通常通り 院長による診療 14時〜
各種キャンペーン情報
● ウルトラセルリニアファーム導入キャンペーン
まずはカウンセリングへお越し頂き、施術は月・火・水・金:9:30−11時/14:15–15:30の完全予約制。
4月一杯まで38500円➡︎34650円税込 33000円➡︎29700円税込 で施術可能です
詳細はこちらウルトラセルQプラス〜切らないフェイスリフト・たるみ引き締め治療
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シスペラインテンシブシステム詳細についてはこちら(ホームページ)
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