クリスマスも終わり、年末の診療もいよいよカウントダウン・・・
クリニックも現在午後診療が、特に夕方付近は大変混み合っております。長くお待たせしてしまっている患者様には大変申し訳ありません。WEB受付を事前にされて来られる方も増えておりますので、なるべく順番を取ってお越しになって頂いた方がスムーズかと思います。(その場合はお呼びした際にいらっしゃらないと受付キャンセルになってしまうため、3−4番前までにはお越しくださいね
)
また27日金曜は午後は16時受付終了となっておりますのでご注意くださいませ。
この時期にどうしても多くなってくるのが、急性疾患。急に腫れた!とか急に痛くなった!という皮膚病です。または痛いのをなかなか病院に来れずに様子を見ていてひどくなった・・・とお休み前に駆けこまれるパターンもあります
くれぐれも、早め、早めの受診をお願いしたいところですが、年末は忙しいですもんね
お気持ちはとてもわかります
ですが
皮膚の病気には、治療に一刻を争うようなタイプのものは少ないのですが、それでも休日診療や救急外来を受診してでも急いだ方が良い病気がいくつかあります。
命に関わるような壊死性筋膜炎(細菌感染で足や下腹部などが腫れ上がり筋膜の深い部位まで激しい炎症で組織が死んでしまう病気・一刻を争います)や顔や手、または広範囲の重症熱傷、全身真っ赤になり呼吸がしにくくなるアナフィラキシー(重症蕁麻疹)、口の中や皮膚が剥けてただれるような重症薬疹、とびひが急速に広がって全身火傷のようになってしまうブドウ球菌性熱傷様皮膚症候群などが皮膚科の救急疾患になりますが、ただ、これらは言っても頻度は低いです。
それよりも、命には関わらないが、治療が数日遅れただけで後遺症が残ってしまう病気。そして、誰にでも起こりうる病気であるが後遺症が残ってしまうと大変治療が難しい病気があります。
帯状疱疹です。
帯状疱疹は治療が遅れると、神経痛の後遺症が強く残ってしまう恐れがあり、
これが帯状疱疹を急いで治療する1番の理由と言えます。
年末年始は例年、帯状疱疹の方が非常に増えます。やはりいろいろ気を使うことも多く、忙しいからでしょうね。
帯状疱疹と気づかず湿布等貼って我慢しているパターンもありますし、見た目はあまり派手ではないこともあるので(発疹が少ない方もいます)大した病気ではないだろうと、治療が遅れるパターンもあります。
帯状疱疹は、昔は【たず】と呼ばれることもあり、水疱瘡ウイルスによる病気で、体の抵抗力が衰えている時に出てくる病気です。
水疱瘡にかかった後に、神経節という、脊髄から各部位へ枝分かれする神経の根幹部分にウイルスが潜伏しているわけですが、これが体力・免疫力が弱っている隙を狙って、再びウイルスが活性化、増殖する、という仕組み。
(以下 資料画像は、株式会社マルホ 帯状疱疹についてより転載。診察でいつも使用している資料です。)
症状は頭、顔や腕足、指先、お尻や陰部、までどこにでも出るリスクがあります。
が症状は右か左かのどちらかだかけ。
その方の弱いところ、例えば慢性の腰痛があれば片側の腰腹部に出たり、五重肩があれば悪い方の肩から腕、麻痺があれば麻痺側に出たり、という感じです。
最初は痛みが1ー3週間前から、痛いなーと思っていると、やがて、近い場所に虫刺されのような赤い発疹が出ていることに気づきます。
本当の虫刺されに比べるとややベタっとした赤みの濃い発疹だったりします。間も無く小さな水ぶくれが多発してきて、数日のうちに広がってきます。
痛みは通常とても痛いと言われますが実際軽い人もいたり、痛痒い程度の方もいます。問題は糖尿病を始め免疫が下がるような持病をお持ちの方。または免疫抑制の治療中の方。
急速に広がっていく方や、痛みが寝られないくらい強い方。
こういう方々が、後遺症の神経痛(帯状疱疹後神経痛: PHN)に移行しやすいのでなるべく早くウイルスの増殖を止め、神経を守らなければなりません。
PHN は、今はだいぶいい薬が出てきて、治療選択肢が増えましたが、昔は治りづらく、いったん起こってしまうと何年も痛みで苦しまれる患者様が多く、辛い病気です。今でも、PHNで大変な思いをされる患者様が以前より減りましたがまだいらっしゃいます。
◉ 神経痛に移行しないためには、なるべく早く治療を開始する。通常発疹が出て5日以内、なるべく2-3日以内。これでだいぶその後の運命が変わります。
◉ ウイルスと戦うのは薬ではありません。あくまでも薬は増殖を止める強力な武器。ウイルスを封じ込めるのは最終的にはご自身の免疫力です。
なので、安静第一、体力をしっかり回復・温存しましょう。
◉ 神経を守るための消炎剤は、きっちり出された通り飲みましょう。
とにかく、発疹を見つけて何だか痛い、怪しいな、もしかして?と思ったら迷わず皮膚科を受診してください。帯状疱疹じゃないかもしれませんが、受診して損はしません。
お休みに入ってしまう前が肝心です。
【帯状疱疹の診断について】
発疹が出ていない状態では、診断は難しいです。血液検査でもペア血清というものを測定することもできなくはないですが、結果がわかるのはだいぶ先なので実際の治療の役には立ちません。
発疹が出ていれば、大体診断可能です。
水ぶくれがあれば、ギムザ染色、というウイルス感染を見る検査(10分もかからず診断)や、抗原検査(直接帯状疱疹ウイルスの感染有無をみる検査、15分程度で診断)も可能です。
【1番の予防はワクチン接種】
でも、やっぱり、一番のPHN予防は何よりワクチン接種です。まだ帯状疱疹になったことのない方で、50歳以上の方、免疫抑制状態にない方 が対象です。
1回接種すると5ー10年は効果が見込めると言われております。また帯状疱疹の発症率を51%減らし、神経痛の後遺症は66%減らしたという報告があります。
つまり、ワクチン接種すれば必ず発症しないわけではないが、発症率を減らし、更に後遺症発生率も下げて、病気の程度を軽くしてくれることにつながるわけです。
欧米では帯状疱疹ワクチンの接種は、ごく当たり前で日本に比べて遥かに普及しているとのこと。
日本でも働き盛りの50歳以上の方に接種を受ける方が増えてきているようです。
当院では、1回8500円(税別)でご予約不要でいつでも接種可能ですので、条件に該当する方は、ご相談にいらしてくださいね
お正月まであと少し。
患者様皆様が、元気に年末年始を迎えられるよう、尽力して参ります。
【カウンセリングご予約不要・受付時間:平日(月・火・水・金)9時〜11時30分/14時〜16時まで】
カウンセリング料(お悩み毎に)2500円+税
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院長 日高

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Elos PlusによるフォトRF照射について
【治療のリスク】
赤み、紫斑、やけど、水疱、かさぶた、瘢痕、色素沈着
※但し照射時にエネルギー設定のためテスト照射を行いますのでこれらは稀で、当院では経験しておりません。
【機器について】
本医療機器は、米国では2010年11月に承認を受けておりますが、日本では薬機法上は未承認機となり、医師の個人輸入にて入手したものとなります。
厚労省「個人輸入において注意すべき医薬品等について」
※現在、国内で同一の性能を有する他の承認機はなし。
※諸外国において海外使用数 約500台
重大な副作用はやけど、瘢痕形成、他特に重篤な副作用の報告はなし。
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