一般皮膚科で街中で診療をしておりますと、割とお目にかかり、困っている方も多いありふれた病気。
なのに、保険診療のみ、ではなかなか満足できる治療ができないもの、、、
それは【巻き爪】
正確には、陥入爪、彎曲爪、鉤彎爪 と大別しますが、爪の端が切りすぎや変形で食い込んだ状態ですね。
とにかく痛い。
つま先の細い履物や、ヒールによるつま先の圧迫。
指先に激しい圧がかかるようなスポーツ。
外反母趾などの足の変形や股関節膝関節のトラブル。爪水虫や爪のまずい爪の切り方による爪の変形。
などなど、、様々な原因が重なり合って発症します。
またお年寄りや、あまり動かれない方の場合には、爪先にかかるべき必要な圧力がかからなくなることでも、爪の変形が生じ、 リハビリ等で負荷がかかって発症するパターンも多いです。
当院では、フットケア分野の先進国であるドイツで生まれた特殊なワイヤー技術【3TOワイヤー法】で、巻き爪の矯正が可能です(自費診療・予約制)
実は、長時間の立ち仕事や力仕事のためか、病院スタッフも意外に陥入爪で困っている人が多いんですね。
ということで、、、
出張診療している病院で、スタッフの巻き爪を矯正。
私の神器w
工作好きとしては愛すべきグッズ。
こんな変な形の特殊ワイヤーを個々の爪に合わせて形成し、装着。
巻き上げている段階です⬇︎
ですが、生身のお肌にかけるワイヤーはビーズ相手とは違いますので慎重です。
切りすぎて爪の端が完全に埋もれてしまっているスタッフの指ですが、こんなに短くなってしまっていてもこちらのワイヤーは施術可能です。
ワイヤーを巻き上げて行く段階で、スタッフは、『あ、爪が持ち上げられている!!』と言っておりましたが、引っ張られるような感覚が出るらしいですね。
施術終了後⬇︎
ワイヤーカットし、専用レジンでワイヤーをカバーし固定したら終了。
この時点で履物を履いても全く痛くないと言ってました。
ですので、その時点でまだ変形が完治していなければ、ワイヤーの付け替えが必要です。
3-4ヶ月毎の付け替えが推奨、できれば完全に爪が生え変わる1年〜1年半ほど矯正を続けるのがベストです
基本は麻酔のいらない手技で、爪の変形が高度だったり炎症を伴っていなければ15分ほどで1本の爪なら施術終了。
ですが、たまに、爪の食い込みにより、炎症を起こして、腫れ上がったり、膿が出ていたり、赤々しい肉芽が出現しているようなケースだと、触るだけで痛いので、ワイヤー処置の際に、局所麻酔が必要になることもあります。
また、腫れによりワイヤーもかけにくくなっているので、先に抗生物質や抗菌外用剤などで消炎してから、処置に進んだ方がよい場合があります。
また、矯正力は3TO法に比べると劣りますが、ワイヤー入りの特殊なプレートを装着して巻き上げる方法は、化膿や腫脹がある状態でも、痛みなく可能です
当クリニックでは、こういった陥入爪や、変形爪の方に多い、タコやウオノメの保護パッド、強度に肥厚、彎曲した爪の爪切りやお手入れも、原因となる疾患の治療をしながら平行してやっていく方針です。
ご自宅でケアが難しい方、爪トラブルでお困りの方に気軽にご相談頂けるようなクリニックを目指してまいります
Rパークサイド皮ふ科 院長
現在、クリニックではオープニングスタッフ(パート看護師・医療事務)を募集中です経験者優遇
ご興味のある方はこちらをご参照くださいね!
沢山のご応募お待ちしております
★Instagram★こちら
フォローして頂けると嬉しいです
★Facebook Page★Rパークサイド皮ふ科
こちらもこれから情報充実させて参ります
★Twitter★こちら
ちょっとした情報をつぶやいて参ります