膝の関節の周りには沢山の筋肉が腱となって付着しており、その中でも膝の内側痛で代表的なポイントとなるのが「鵞足」です。その鵞足をさらに詳しく「浅鵞足」と「深鵞足」に分けてみます。本日は「浅鵞足」について書いてみたいと思います。

「浅鵞足」は文字通り浅い方の鵞足で、縫工筋・薄筋・半腱様筋からなり、それぞれの筋が鵞足となって脛骨粗面の内側面についております。これら3つの筋はそれぞれ行先も働きも違う為、この鵞足で膜が癒着してくっついてしまいますと動きも悪くなり、痛みもでます。

写真のお客様は昨年の9月位から膝が痛くなりはじめ徐々に悪化してきたので、今年の4月に来院されました。医療機関では特に異常が無いとのことだったので、浅い方の膜から触れていくとやはり浅鵞足がもったりとしてくっついている感じがしましたので、それぞれの膜がばらばらに動くように割っていきました。写真左側が初診時のもの、右側が7回目の写真です。写真では分かりにくいですが、手術によるリンパ浮腫が左足にあり、痛みが出ているのは右足になります。右足に乗っていた重心も真ん中によっていって初回より徐々に良くなり、現在では趣味のハイキングも出来るようになり、飯能の山に行って帰ってきたと報告してくれました。大変嬉しかったです。