今回紹介するお得なきっぷは関東鉄道の常総線一日フリーきっぷです。その名の通り、関東鉄道常総線が一日乗り放題となるきっぷです。価格は1,500円です。

 

こちらが実際のきっぷです。通年発売しておりますが、利用できる日は下記の通りとなります。

  • 土曜日
  • 日曜日
  • 祝日
  • 11月13日(茨城県民の日)
  • 12月29日~1月3日
自動券売機では販売しておらず、有人駅の窓口で購入する事となります。無人駅から乗車する場合は途中もしくは目的地の有人駅でフリーきっぷを購入する事となります。
 
JR東日本のときわ路パスは関東鉄道常総線も使用可能ですが、通年発売ではない為、ときわ路パスが購入できない期間で関東鉄道常総線を多く利用する場合はこちらのきっぷを買うと良いでしょう。ただし、常総線一日フリーきっぷを利用するにあたり、注意する点があります。
 
関東鉄道の運賃は営業キロが19~20kmだときっぷが760円、ICカードは754円となるので乗車駅から20kmの区間を往復すれば元が取れる…と言いたいところですが、一日フリーきっぷとは別に常総線往復割引切符が発売されております。その割引切符の価格が下記の通りとなっております。
  • 乗車駅から下車駅の営業キロが19km~22km 1,300円
  • 乗車駅から下車駅の営業キロが23km~32km 1,500円
  • 乗車駅から下車駅の営業キロが33km~42km 1,800円
  • 乗車駅から下車駅の営業キロが42km~52km 2,000円
見て頂ければ分かる通り、乗車駅から下車駅までの営業キロが32kmを往復するだけであれば、往復割引切符を購入した方がお得となりますので、33kmを超える駅を往復する時に一日フリーきっぷを購入しましょう。
 
ただ、乗車駅から下車駅までの営業キロが32kmであっても、途中何度も乗り降りするのであれば、一日フリーきっぷを買った方がお得となる場合もあると思うので、事前に運賃がどれだけ掛かるか調べる事をお勧めします。
 
ちなみに、取手から下館まで乗り通すときっぷで1,540円、ICカードで1,538円となる為、常総線一日フリーきっぷの方が40円お得となります。
 
常総線往復割引切符は全日利用可能となるので、利用する日・目的・乗車回数に応じて常総線一日フリーきっぷ、常総線往復割引切符のいずれかを購入すると良いかと思います。